最近の物価高により、老後の生活費に関する「老後2000万円問題」がさらに深刻化しており、テレビ朝日の報道ではフィナンシャルプランナーによる計算で、老後の不足額が4000万円に達する可能性が言及され、その発言にあおられて受けて一部でパニックが起きています。
(Q.老後2000万円問題に変化は?)近年は円安とそれに伴っての物価の上昇というのが見られているが、仮に老後に目標2000万円あったとして、3.5%物価が上がる場合、(老後資金)2000万円も3.5%増やそうと考えたら、10年後は2800万円考えなくてはいけない。20年後には大体4000万円ぐらいをイメージしなくてはならない、ということになるわけですね」
※毎年3.5%物価が上がりつづける計算のようです。(編集部注)
参照:「老後2000万円問題」もはや「4000万円」と専門家が分析 円安、物価高が直撃 テレ朝news
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5年前に2000万円の不足が指摘された際から倍増していることになります。老後2000万円問題とは、19年の金融庁・金融審議会「市場ワーキング・グループ」の報告書で「老後の30年間で約2,000万円が不足する」と試算されたことを指します。
老後2000万円問題は
老後4000万円問題になったらしい pic.twitter.com/xBwby8kiKG— テスタ (@tesuta001) May 13, 2024
参照:2000万円問題ではなく「老後5000万円問題」 内藤忍
数字に踊らされずに冷静に受け止めたいところです。ただし今まで通りというわけにはいきません。
老後2000万がもはや4000万と騒いでおりますね。今の30代の老後は一億円問題ですよ。インフレとはそんなもの。数字にひっかかる必要がない。それで何を買えるかが大事。デフレ時代が終わった。それを認識すれば大丈夫。 https://t.co/bWxj7CzgHt
— Emin Yurumazu (エミンユルマズ) (@yurumazu) May 13, 2024
参照:老後資金2000万円不足問題とシルバー民主主義 島澤 諭
円安による物価高だけでなくこれからは供給不足も効いてくることになります。
こんなにインフレしねぇだろ
・・・と思いつつも医療リソースは確実に減少していくからまともな医療を受けようと思ったら激烈に高くはなりそう。
医療難民は多くなるだろうなぁ・・・— ただの通行人A (@thukounin112233) May 13, 2024
問題はまだとば口に立ったばかりという指摘も。
この数字は現在の社会保障制度が持続した場合なので維持不可能になった場合はさらに恐ろしいことに。 https://t.co/XSpQuEGUIF
— jo shigeyuki (@joshigeyuki) May 13, 2024
だからと言ってこの問題を強調し過ぎると人生とはなんだったのかよくわからないことになります。
(円安に限らずですが)インフレが続けば、際限なく増える可能性がありますよね…
これを強調し過ぎると、老後のために現在の生活を犠牲にしてまで、老後資金を貯める人が出てきそうで怖いです。— ぶらりまち♊️ (@burarimachi) May 13, 2024
参照:医療人から見る「年金2000万円足りない」問題への違和感 中田 智之
このまま単純計算すると途方もない金額になりますがさすがにそれはないと思います。ただし、アメリカでは19年の段階で100万ドル、当時のレートでも1億円以上を蓄えるべきと推奨されていました。
老後2000万円問題が5年で倍の老後4000万円問題になったってことは倍倍に増えると考えて20年後には6億4000万円問題かぁ、早めに死の pic.twitter.com/HS3Jp28MIe
— 毛根女子 (@moukon_genius) May 13, 2024
参照:日本で必要な老後資金は2,000万円、米国ではおいくら? 安田 佐和子
現役世代は現役でいる時間を延ばすくらいしか対策はなさそうですが、稼ぐに追いつく貧乏なしです。