国土交通省は、自動車メーカー5社が型式指定に関して不正を行っていた問題を受けて、トヨタ自動車本社に立ち入り検査を行う方針です。立ち入り検査では、試験データや社内ルールの確認、担当者や幹部への聞き取りが行われる予定です。
認証不正、日本車の信頼に傷 トヨタは170万台対象https://t.co/i7HC2GOAga pic.twitter.com/PxQOaM61OI
— 日本経済新聞 電子版(日経電子版) (@nikkei) June 3, 2024
ダイハツ工業などによる不正が明らかになっていましたが、調査の結果、トヨタ、マツダ、ヤマハ発動機、ホンダ、スズキの5社でも車の性能試験での不正が確認されました。
特にトヨタ、マツダ、ヤマハ発動機では現在生産する車種で不正が確認され、6車種の出荷停止が指示されました。
国交省はトヨタ/ホンダ/スズキ/マツダ/ヤマハの計5社で型式指定申請における不正行為が行われていたと発表。現行車種についてはトヨタ3車種/マツダ2車種/ヤマハ1車種が対象。過去生産車種についてはトヨタ4車種/マツダ3車種/ヤマハ2車種/ホンダ22車種/スズキ1車種が対象とのこと。また血が流れそうだ。 pic.twitter.com/O5sEVS4rEY
— 商用車メーカーの中の人 (@trucknakanohito) June 3, 2024
トヨタでは、現在生産する3車種で虚偽データの提出が、すでに生産終了した4車種で不正な加工が確認されました。今後、他の4社にも立ち入り検査が行われる予定です。
トヨタの豊田章男会長は記者会見で、トヨタ本体でも不正が発覚したことについて「残念だ。トヨタも完璧な会社ではない」と述べ、再発防止策を「責任を持って推進していく」と表明しました。
ダイハツ不正の時点でまぁこうなるわなって感じだったけども、やっぱり残念だね。
全体的に見ると悪質性はほぼないって事だけど、悪質性がない分また同じような事が起こりうるんだよな— 【日本車】応援TV局長のつぶやき (@japancarTV) June 3, 2024
作為だったのか不作為だったのか、国交省の判断に注目が集まります。
本日各社から発表された型式指定の不正を眺めていると概ね「厳しい条件で試験した結果だから申請に使った」なんだけど、トヨタのRXのECUチューンが確信犯で一番ヤバげ
■レクサスRX エンジン認証試験
試験で狙った出力が得られなかったため、狙った出力が得られるようにECU制御を調整し再試験実施 https://t.co/9eg9QNaQQt— ぺんきちさん (@Penkichi_san) June 3, 2024
不正のあった3車種の昨年の販売実績は「カローラフィールダー」が約1万3000台、「カローラアクシオ」が約7000台、「ヤリスクロス」が約10万台です。
国土交通省による安全性の確認が完了するまで出荷・生産は停止されるため、販売や関連部品の取引に影響が及ぶ見込みです。
自動車メーカーなど5社「 “性能試験で不正” 出荷一部停止へ」
6/3(月)株価
・トヨタ -1.76%
・マツダ -3.26%
・ヤマハ発動機 -0.55%
・ホンダ -0.23%
・スズキ +1.50%6/1に読売新聞オンラインが関係者の話として報じていた pic.twitter.com/pks27tjPe0
— にこそく (@nicosokufx) June 3, 2024
テレビ局の報道の姿勢も問われることになりました。