パリオペラ座バレエ”ラ・フィーユ・マル・ガルデ”2回目(パリ)

パリ国立オペラ座バレエ、アシュトン「ラ・フィーユ・マル・ガルデ」2回目。クララ・ムーセーニュ&アントニオ・コンフォルティ。

1週間ぶりの二人の舞台。数日前に二人揃って”AROP賞”を受賞し、絶好調。アントニオは特に、先週より動きが馴染んでより気持ちよさそうに踊ってて、観てる方も気持ちよい。

そしてクララはもう、登場から退場まで、舞台にいる間中、ただただ光り輝いてる。先週泣いちゃった登場のヴァリアシオンの素晴らしさにまたちょっとウルっとしたあと、圧巻はピクニックのパドドゥのヴァリアシオン。足の極細かな動きが、まるでトゥが床についていなくて浮いたまま移動しているように見え、音楽との完全な融合に、観ているこちらまで踊り出したくなっちゃう。

結婚式のパドドゥまで、跳躍も脚の位置も全てが高いままキープされた、惚れ惚れする技術力。加えて今日も、どんな細部までも手を抜かない細かい演技に感心。

かわいらしく明るく、ピッカピカに上手な、眩しいばかりのクララ/リーズに、今夜も感嘆&感動。

幕間もクララに乾杯🥂

ヒュ~ヒュ~って風邪ひいたような音色のフルートや、アランが吹く横笛より下手な音出すオーボエ(あまりに酷く、吹くの一瞬やめてた)の存在はご愛嬌。(がんばれ・・)

たった2回の、クララ&アントニオの「ラ・フィーユ・マル・ガルデ」、満喫できて幸せ。

来週は、ブルーエン。マチアスでなくなって残念だけれど、ロイヤルからのゲストは楽しみ。

初演時から心もってかれてる、雄鶏&雌鳥
この作品、彼らが一番最初の、しかも結構ちゃんとした踊りを担う
主役でもなくコールでもなく動物の踊りから始まるバレエ、他にないよねぇ(笑)

公演後、「カフェ・ド・ラ・ペ」で、クララを労う夕食会。初めて、プログラムにクララのサインもらう。これから22年間、何度サインもらえるかな~♪

サイン、かわいい❤️


編集部より:この記事は加納雪乃さんのブログ「パリのおいしい日々5」2024年3月30日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は「パリのおいしい日々5」をご覧ください。