闇バイトを一掃するなんて簡単だ

自分ちの近所でも闇バイトからの強盗発生



テレビで臨時ニュース流れたので夕刻のウォーキングで見に行ってきました。警察が遺留品を捜して空き地や林の中を探っており、ほんといい迷惑。犯人は京都のFラン大学生などですでに逮捕済み。ほんと、バカなんかなと日本中が思ってる闇バイトです。

SNSで話題だったのがタイミーなどで募集されている

こういうので、猫はLEXUSの隠語です。LEXUSを停めている場所をマーキングして報告する、つまり最近はLEXUSやランクルの場所を記録させる闇バイトも普通に募集されているわけですよ。

で、社会問題にもなっている闇バイトですが、解決するのは簡単です。

囮(おとり)捜査を麻薬以外に解禁する

米国映画で売春婦の格好をした婦人警官が客を逮捕するシーンとか、犯罪組織に潜入するシーンがよくあります。ChatGPTはなかなか上手く書けない。

しかし日本の警察では麻薬取り締まり以外での囮捜査は禁止されています。法律探してみましたが現在の日本の刑事訴訟法にはおとり捜査に関する規定はなく強制処分としておとり捜査を行うことはできず任意捜査としてとらえられるようです。麻薬の売人に対して麻薬を買う旨を申し出る場合は囮捜査も容認される(買う旨を申し出る段階で犯罪だから)ようですが、一般の犯罪では囮捜査で逮捕しても立件できないみたいなんです。

仮に警察が意図的に逮捕したい人がいるときに、犯罪を犯すように仕向けて逮捕することができると、戦前の特高警察みたいになっちゃうからでしょうね。

しかしいま、社会問題となっている裏バイトは、そもそも犯罪組織が実行役を募集するためにSNSを使っているわけで、ここで囮捜査を行えば一掃できると思うのです。もちろんいまでも内偵はしていると思いますが犯罪を犯すまでは逮捕はできない。

1 犯罪準備集合罪のような犯罪を設定する

刑法208条の2第1項において凶器準備集合罪はあるが犯罪を目的として人を集める罪がない・・・

2 警官が見つけ次第囮として応募する

3 犯罪準備と分かった段階で逆探知して逮捕

の流れです。この応募するのは警官でなくても外部委託でもできそうですよね。闇バイトならぬ、白昼バイト。

しかしこの規制解除には前提が必要

犯罪を目的として募集しなくても「犯罪を目的として募集しているように見せる」だけでも犯罪と認定する必要があります。これをしないと警察の末端とか外部委託先が成績上げるために、または警察に嫌がらせをしたいヤツが、その気はなくてもいたずらで「犯罪スタッフ募集」の投稿をする可能性があるからです。だからこれは凶器準備集合罪と変わらない罪として、囮捜査でもやっていけないことにする。

警察が逮捕したい人に詐欺メール出しまくったりする可能性もあるから、こういう行為は最初すら固く禁じた上で、ネットを使っての詐欺や犯罪者の募集を囮捜査で取り締まる。詐欺メールも警察が自ら応募。詐欺広告も警察が客のフリして申し込みするのはOKにする

どこかこの法案出してくれないかなと思っていたが、立憲の影の内閣のIT担当に知人の中谷議員が指名されたときいたのでこれやってくださいと言っときました。勉強して調べてくれるそうです。自民や維新にも法律や警察に詳しい方がいたら法案を是非考えてください。


サイバーアンダーグラウンド / ネットの闇に巣喰う人々 Kindle版
サイバー犯罪の裏側を徹底取材!
黒幕が明かす驚きの手口!本書は3年にわたり、追跡した人々の物語だ。ネットの闇に潜み、隙あらば罪なき者を脅し、たぶらかし、カネ、命、平穏を奪わんとする捕食者たちの記録である。後ろ暗いテーマであるだけに、当然、取材は難航した。それでも張本人を突き止めるまで国内外を訪ね歩き、取材交渉を重ねて面会にこぎつけた。

面白そうだから買った。これから読む。


編集部より:この記事は永江一石氏のブログ「More Access,More Fun!」2024年11月21日の記事より転載させていただきました。