アルゼンチンのミレイ大統領は、就任1年で肥大化した政府に対して大胆な緊縮財政策を実施し、16年ぶりの財政黒字の達成やインフレ改善を実現しつつあります。
アルゼンチン改革、奇跡の1年 財政黒字化・物価も安定https://t.co/Qu3Qk9MfCA
— 日本経済新聞 電子版(日経電子版) (@nikkei) December 9, 2024
この成果は市場や国際通貨基金(IMF)から高く評価されており、IMFは「期待以上」との見解を示しています。国民の支持も一定程度維持しており、改革の意義を直接訴える独特な手法も注目されています。
改革の影響で貧困率が急上昇し、多くの国民が厳しい生活を余儀なくされており、改革に対して抵抗運動も起きていますが、それでもインフレ改善などの成果を支持する声が高まっています。
アルゼンチンでは右派のミレイ氏が新大統領に当選し、これにより約40年間続いた左派の支配が終わりを迎えました。当然のことながら、既得権を持つ左派支持者からは猛烈な反発を受けています。
アルゼンチンで右派のミレイさんが当選して新大統領になり涙を流す左翼
左翼による40年の支配が終了
アルゼンチンは左翼のせいで国が破綻
ざまあwwwwwww
左翼は社会を破壊する
— May_Roma めいろま 谷本真由美 (@May_Roma) November 21, 2023
アルゼンチンでは、大統領選に出馬した際のミレイ大統領は、超過激な主張を展開するダークホースとして注目を集めましたが、実際の政権運営でも予想以上の成果を上げつつあります。
ミレイ大統領は米国のトランプ次期大統領との良好な関係を築き、さらにミレイ政権は政府支出の大幅削減で財政健全化とインフレ低下に成功し、IMFや金融機関からも「期待以上」と高く評価されています。
正しい事を言ってても西側・日本メディアは「アルゼンチンのトランプ」と呼び叩きまくる
JPモルガンはアルゼンチンのGDP成長率の予想を8.5%に引き上げ、世界でも最も高い水準の一つとした。
急速な成長の理由として、ミレイ大統領による最近の改革に対する楽観的な見方を挙げている。 pic.twitter.com/M0hNrXjahc— 手を繋げない人間 (@nohandhuman) November 22, 2024
今後の課題は、改革の成果をいかに国民の生活に還元し、経済全体を底上げする好循環を実現できるかにかかっています。アルゼンチン国民の我慢にも限界がありので、2025年は具体的な生活改善を求める声が強まることが予想されます。
【The Economistの変化】
左、去年10月の記事:
”ミレイはアルゼンチンの民主主義にとって危険なものになるだろう”今年数日前の記事:
”アルゼンチンは現代歴史では先進国から途上国に転落した唯一の国だ。ハビエル・ミレイはこの後退を覆す為に当選された。彼の改革は世界に教えを残している。” https://t.co/BV3E8UQ1kv
— ミレイ大統領事情・Situación Argentina en Japonés (@mileinihongo) December 2, 2024
2025年に予定されている改革の一環として、アルゼンチンでは税金の種類を大幅に削減し、5種類の税のみを残す方針が示されているそうです。
【速報】
アレが来る?
「2025年の予定改革の一つはアルゼンチンにある税金の種類をほぼ全て廃止し、5種類のみ残すこと。」
だそうです。
これが本当だったらただただ凄い。
今までどれぐらい廃止されたかわからないけど、就任時は163〜169種類もあった。 https://t.co/rx8uaDpZHK
— ミレイ大統領事情・Situación Argentina en Japonés (@mileinihongo) December 8, 2024
インフレの原因であった放漫財政を緊縮財政に切り替える際に騒動が起こるのは、過去にも見られた現象です。同様の困難をミレイ政権が乗り越えられるかが注目されます。
インフレの原因だった放漫財政を緊縮に切り替えるとこういう騒動が起こるのは、サッチャー政権も同じだった。それを乗り越える体力がミレイ政権にあるかどうかだが、少数与党だからむずかしい。 https://t.co/8dLV9FB2T4
— 池田信夫 (@ikedanob) February 6, 2024
現在の日本と過去のアルゼンチンの状況は似ていますが、両国の政策の違いがどのような形で表れてくるのでしょうか。
アルゼンチンと日本。どちらも対症療法的な政策を長年繰り返してきて、政府の規制・補助金が複雑怪奇・既得権益化して身動きがとれなくなっている点でよく似ていると思う。過去の栄光が謙虚さを失わせ、抜本的な改革を先送りし続けた結果なのだろう。
— Eiji Sakai (@elm200) June 13, 2024
厚労省からまたあり得ない案が出てきた。その分だけ手取りが減るだけだ。もう厚労省はまともではない。ミレイかマスクを呼んできて解体してもらいたい。 https://t.co/rImHU9CPPC
— 戯画兎 (@giga_frog) November 15, 2024
2023年度まで4年連続で税収が過去最高を記録し、しかも24年度は定額減税をしてもなお過去最高となりそうにも拘らず、未だに赤字国債を発行し、さらに追加の増税が必要だと主張する政治家と政府って単なる浪費家でしかないんだけど、違いますかね?まぁ、まだ足りないっていう国民もいらっしゃいますね
— 島澤諭 (@shimachan2023) December 10, 2024