三井住友銀行は、2026年4月から大学新卒の初任給を30万円に引き上げる方針を固めました。現在の25万5千円から4万5千円の増額となり、メガバンクとしては初めて大卒初任給を30万円台に設定します。
三井住友銀行 初任給を30万円に引き上げ 来年4月からhttps://t.co/83LeLbqAfp #nhk_news
— NHKニュース (@nhk_news) January 7, 2025
この動きの背景には、総合商社やコンサルティング会社などが高い初任給を提示し、優秀な人材の獲得競争が激化している現状があります。
少子高齢化や人手不足が進む中、三井住友銀行は人材確保のため、賃金体系を見直し、年次に依存しない給与制度の導入や、20代でも年収2000万円に到達できる仕組みを整える方針とのことです。
三井住友の初任給30万がトレンドみたいだけど去年新卒の時点で
楽天は初任給30万円(固定残業代40時間)だし
サイバーエージェントは初任給42万円(固定残業代80時間)だし
三菱商事は初任給30.5万円(基本給)だし
日本郵船は初任給 32.3万円(基本給)だしただの情報弱者発見器にしか思えんのやが… pic.twitter.com/ZWT5bwlBpV— カン( ・̀ꈊ・́ )ジダ (@mezotaro) January 7, 2025
ただし、業界によって初任給30万円の意味合いは大きく違うようです。大企業の初任給30万円は将来的に昇給が見込まれるものの、ベンチャー企業などでの初任給30万円とは異なるとの指摘があります。
勘違いしそうな人いる気がするけど大企業の初任給30万円は将来的にも勤続年数が上がるにつれて給料も上がるけどベンチャーとかで初任給30万円とは訳が違うよ。ベンチャー等は最初だけ高くてそれ以降給料上がらないケースってかなり多いからね。
— シンクマフィア (@thinkmafia9) January 7, 2025
大学院修了者の初任給も28万円から30万円に引き上げられます。三井住友銀行は大卒者に何を求めているのでしょうか。
"初任給の水準は28万円だった大学院修了と学部卒で30万円に一本化する。"
つまり修士了をそこまで評価しないということか?— おさかなのひとりごと (@sweetf1sh) January 7, 2025
しかし、大手企業での初任給引き上げが話題となる一方、手取りの少なさに直面する新卒の現実や、それに対する皮肉な意見も見られます。
最近大手企業の一部で初任給30万円に引き上げのニュースがあるけど、30万も額面があるんだし余裕のある生活ができると浮かれてる新卒達の家賃や控除で引かれた手取りを見て絶望する顔を見てみたい気持ち
— 倭 (@ymttweet) January 7, 2025
三井住友銀行が初任給を30万円に引き上げることに対して肯定的な反応もありますが、それに伴い、中堅社員、とくに就職氷河期世代の冷遇や昇給の困難さを嘆く意見も多く見受けられます。
三井住友銀行、初任給30万円に爆上げするのに、全体の賃上げはぼやかしている感じからして、氷河期世代の給料を抑えてそこから初任給の原資捻出するんやろな。正直もう、やる気のないすぐにでも辞めそうな若手の面倒見るの嫌なんだけど。
>三井住友銀、初任給「30万円」 4万5000円上げ、人材確保 pic.twitter.com/blrJKwHmZt
— お侍さん (@ZanEngineer) January 7, 2025
そういえば元カノは新卒に給料抜かれてるって言ってたな。初任給30万円のニュース見て思ったけどこういう新卒と若手の給与逆転事例たくさん起きてそう。
— チャイ (@9868f6dca0768cf) January 7, 2025
雇用の流動性が低いままで、いよいよ本格的な格差社会が到来するのでしょうか。
ついに親会社の初任給が30万円になったんだけど泣いていい?
— 電車で爆睡ちゃん (@ekechenekechen) January 7, 2025