毎日新聞『被災者をたたく人間を能登ウヨと呼ぶ。被災者を匿名で背後から撃つ卑劣と陰湿』

昔から分断を煽る新聞

毎日新聞『被災者をたたく人間を能登ウヨと呼ぶ。被災者を匿名で背後から撃つ卑劣と陰湿』

https: //archive.md/aBniM

1月11日の毎日新聞に、能登半島地震に関連して匿名の被災者への取材が行われ、『こうした被災者をたたく人間たちを、一部でネトウヨをもじって「能登ウヨ」と呼ぶ。」「被災者を匿名で背後から撃つ「能登ウヨ」の卑劣と陰湿に、負けないで欲しい」などと、徳島支局長の井上英介氏によって記述されたコラムが掲載されています。

『能登ウヨ』という蔑称が広まった発端と毎日新聞記事の被災地分断記事

https: //archive.md/BUigq

『能登ウヨ』という蔑称が広まったのは、このアカウントが2024年10月以降に「能登ウヨ連」という語を用いて盛んに発信したことが捕捉されたことが発端です。

SNS上での初出は既に削除されていなければ別のアカウントによる2024年4月以降の多数の発信が見つかりますが、フォロワー数が6万超えの割にはまったく拡散されておらず、能登半島・石川県在住者らの目に留まることはなかったようです。

以下のアカウントの発信の拡散力が大きいので、このアカウントが「能登ウヨ」と書いたことが取り上げられてそのような用語が使われていることの認識がさらに広がりました。

毎日新聞の当該記事に対して「境遇が似てますが勝手に私と決めつけ発信する方へは、法的に対応致します」と書いてます。

なお、このアカウントに毎日新聞の当該記事を書いている井上英介記者がX上で接触している様が見られます。記事中にスマホ内の画像として掲げられているものは、このアカウントが投稿した画像と同じものです。

そして、このアカウントは「能登ウヨ」という言葉が広がっていることに心を痛めたユーザーが、能登の飲食店を応援するために民間が興った能登の美味しいものをポストしてバズろうと企図して「能登ウマいヨ」というポジティブなワードを広めようとした動きに関しても「能登コワイヨ」というハッシュタグを使っていました。

このアカウントへの要求やその主張への論評が全て正しいわけでもなく、広大なネットには不見識な者が沢山いるために、投稿が拡散されると「集中的に攻撃されている構図」が出来上がるのは世の常です。

が、「攻撃されている者が被害者であり正しい」ということでもないというのは、兵庫県知事選挙に関するSNS上の言説でも指摘されていたことです。

果たして、このような用語法を「正当な批判への切り替えし」として取り上げるべき実態はあるのでしょうか?単に被災地を分断することになってるでしょう。

「被災者を叩く」要素の無い論評にも「能登ウヨ」という言葉が無秩序に使用されてる様子は、少しXで検索すればわかるはずです。

「被災地での分断を煽る」は、当の毎日新聞が東京日日新聞時代からやってきたことでしょう。

対抗としての『能登ウマイヨ』『のと活』への経緯と、能登半島の食紹介の運動

【電子版】「能登ウヨ」から「能登ウマイヨ」へ - 異端審問官城 - BOOTH
能登半島地震の「災害史」の一つー情報災害についての考察です。能登半島地震における被災者へのバッシング=「能登ウヨ」という蔑称の出現過程と、その蔑称が #能登ウマイヨ というグルメ紹介のポジティブワードへ塗り替え克服されていく様子を記録した一冊となります。
【増補改訂版】令和6年能登半島地震にかかる風評・ 流言・誤解の記録検証について - 異端審問官城 - BOOTH
発災以来に、能登半島地震にまつわり生じた風評・流言・誤解を「もう一つの震災被害」として検証・記録していきます。検証するデマ等は以下の通りとなります。 目次(2024年7月27日時点) 1.地震直後も道は空いていた、渋滞は嘘だ 2.被災地への救助部隊派遣が遅いし少なすぎる、政府の怠慢だ 3.石川県は最初ボランティアに来る...

「能登ウヨ」に心を痛めた方が能登半島のおいしいものを食べて欲しいと思い、ある種の対抗としての『能登ウマイヨ』『のと活』というワードを作ったことの経緯と、それを腐す人らの記録。そして、被災から現在進行形での流言や誤解、風評加害を記録している方が居るので、紹介しておきます。

世の情報は「〇〇が足りない・不十分」というものに注目されがちですが、そうした情報は「無限の要求」に過ぎなかったり、一部を切り取ったもののケースが多いです。

それより伝えられるべきは「ここまで復興できている」「今はこうした支援目メニューがある」といった内容であり、本質的な復興や支援に繋がる情報発信のはずです。

つまり、現地や周辺自治体、石川県とその近県のコンテンツについて、他の地域の方が消費する事を促すものや、現在の行政サービス等の情報です。

そうした投稿をいくつか引用して本稿を締めようと思います。

目的別・令和6年(2024年)能登半島地震に関する情報 | 石川県

※編集部注:1200円の間違いです。


編集部より:この記事は、Nathan(ねーさん)氏のブログ「事実を整える」 2025年1月12日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は「事実を整える」をご覧ください。