毎日新聞が「能登ウヨ」という言葉を使用して分断を煽ってしまう

能登半島地震の被災者が、復興の遅れに対する不満を訴える中で、それを批判する人々を「能登ウヨ」と呼ぶ表現が使われています。1月11日の毎日新聞には、この「能登ウヨ」という言葉を用いて批判する記事が掲載されました。しかし、この表現を巡って「毎日新聞が地域の分断を煽っている」といった声も広がり、議論を呼んでいます。

参照:井上英介の喫水線 被災者を背後から撃つ者 毎日新聞

そもそもの発端は、@S0MfdO3Scs20618 氏が批判してくる人びとに対し「能登ウヨ」と名付けたようです。

しかし、毎日新聞が使った「能登ウヨ」という表現には、問題解決を妨げる危険性があります。この言葉は被災者を攻撃する人々への批判として用いられていますが、毎日新聞が感情的なレッテル貼りに参加してしまっては議論の本質を曖昧にしてしまいます。

物資を輸送する自衛隊の隊員 自衛隊HPより

「能登ウヨ」以外にも被災者を罵る人がいますが、この記事ではそういった人たちはスルーされています。

自分たちがマスメディアという権力をもってレッテルを貼っているという自覚はないようです。

記事では「能登を何度も訪問するいわ新選組の山本太郎代表を嫌う人間が、無党派の彼を「れいわ信者」と決めつけ、標的にしているふしもある」とこのワードと山本太郎氏への攻撃と結びつけており、この記事自体がかなり党派性を持っています。

レッテル貼りではなく、共感と事実に基づいた議論を通じて復興を進めるべきです。地元住民全体を否定するような印象を与え、対立を生む表現を避けなければ、地域の分断を助長しかねません。

毎日新聞・井上英介記者 毎日新聞Xより