2024年11月の兵庫県知事選を巡り、斎藤元彦知事側がPR会社に選挙運動の対価として報酬を支払った疑いがあるとして、兵庫県警と神戸地検は7日、公職選挙法違反の疑いでPR会社「メルチュ」の関係先を家宅捜索を行いました。
兵庫県知事選で報酬受け取り疑い、PR会社関係先を捜索…神戸地検と県警 #メルチュ #斎藤元彦知事: 読売新聞オンライン https://t.co/ieRQUAEw5T
— 読売新聞オンライン (@Yomiuri_Online) February 7, 2025
押収した資料を分析し、立件の可否を慎重に検討するとみられます。
どこに捜索に入ったのかは不明だが、いずれにせよ、強制捜査に入ったということは、事実解明に向けての捜査が、新たなステージに入ったということだろう。⇒
【兵庫県知事選のSNS運用で関係先捜索 公選法違反容疑の告発受け 】 NHK https://t.co/P1xcmxwHyD— 郷原信郎【長いものには巻かれない・権力と戦う弁護士】 (@nobuogohara) February 7, 2025
NHKのニュース
公選法違反容疑の告発受け |
兵庫県知事選のSNS運用で関係先捜索斎藤元彦知事を、公職選挙法違反の疑い というあいまいな法律で、どう立件するつもりか?
決定的な証拠ないと、刑事告訴厳しいとおもうけど。 pic.twitter.com/vsig3L12N1
— 横山英俊『天才か反逆者か』 (@yokoyama_rc) February 7, 2025
今回の件では、大学教授らが刑事告発を行っており、告発状ではPR会社の社長が選挙運動を企画・立案し、斎藤知事への投票を呼びかける「選挙運動者」に該当すると主張しています。その報酬として、選挙期間中の11月4日に71万5,000円が支払われたとされています。
動画【速報】斎藤元彦兵庫県知事とPR会社代表を公職選挙法違反の疑いで刑事告発/元検事の弁護士と大学教授が告発人
https://t.co/Mvfvw4eIXC pic.twitter.com/TP0hIEhD5l— @airi_fact_555 (@airi_fact_555) December 2, 2024
PR会社の社長は選挙後、SNSに「広報全般を任せていただいた」と投稿し、SNS運用の支援を行ったことをうっかりPRしてしまいましたが、これに対し、斎藤知事は「公職選挙法に違反していないとの認識に変わりはない」と述べていました。
兵庫知事告発状 斎藤氏「公選法違反の認識ない」https://t.co/nDQyodFn7w
「公職選挙法に違反しているという認識はないということに変わりはない」と述べ、違法性はないとの認識を改めて示した。
告発状は、神戸学院大の上脇博之教授と元東京地検検事の郷原信郎弁護士が提出した。
— 産経ニュース (@Sankei_news) December 17, 2024
また、知事選をめぐる関連情報として、今年1月に上原みなみ神戸市議が自身のYouTubeチャンネルで、選挙告示前に知事側の広報担当者から「PR会社に依頼する形になった」とのメッセージを受け取ったことを明らかにしています。
兵庫県知事選めぐり新たな証言 「SNS監修はPR会社に依頼」斎藤陣営から神戸市議にメッセージ送信か 知事は取材に「公職選挙法に抵触しない認識変わりない」(ABCニュース)#Yahooニュースhttps://t.co/DFJebNWCmm
— 朝日放送テレビ報道局 (@abc_hodokyoku) January 15, 2025
公職選挙法では、選挙運動員に対する金銭や物品の提供、および運動員側がそれを受け取ることを禁じています。
特に、インターネットを活用した選挙運動において、業者が主体的に企画・立案を行う場合、報酬の支払いが買収に当たる可能性がありますが、時勢に合っていないという指摘も多く見られます。
この事件はたぶん違法だが、問題はこんな普通のネット選挙が違法になる公選法にある。
ネット選挙を事実上禁止する公選法 ― 池田信夫blog https://t.co/JNcI7F4qsO pic.twitter.com/NvBRnpv0c7
— 池田信夫 (@ikedanob) November 28, 2024
一方で、同県知事選を巡り、斎藤知事の対立候補である前尼崎市長を支持表明した市長会の有志22人に対しても、この支持表明が公選法違反の疑いがあるとして刑事告発されています。
公選法違反疑いで告発状、兵庫県警が受理 県知事選巡り、市長会の有志22人が前尼崎市長を支持表明 https://t.co/c2xecU0NLV @kobeshinbunより
— 弁護士 徳永信一 (@tokushinchannel) February 5, 2025
参照:「兵庫県市長会」名義を使った市長らは、斎藤元彦の権力者としての振舞いを批判できるのか? ねーさん
兵庫県警と神戸地検は引き続き押収資料を分析し、斎藤知事側の刑事責任を問えるかどうか慎重に判断する方針です。
兵庫県知事選をきっかけにメディア(とりわけワイドショー)への不信が高まっていますが、「他人のファクトチェックは重箱の隅をつついたようにやるけれど、自分の間違いはぜったい認めない」という、これまでのダブルスタンダードの当然の結果だと思います。https://t.co/SOsVwdBzH7
— 橘 玲 (@ak_tch) December 11, 2024