さて、須藤元気、菅野志桜里を公認決定した国民民主党でしたが、その後一ヶ月の間に国民民主党の支持率は下がり続けました。
都議選、参議院選挙への悪影響を恐れた玉木ら国民民主党執行部は菅野志桜里に記者会見をさせることでこの問題を片付けようとしました。
そして6月10日に行われた菅野志桜里の記者会見でしたが、たいへん残念な事に都合の悪い質問には片っ端から回答拒否で誤魔化すだけでした。
特に女系天皇実現という自身の目的のために玉木代表や榛葉幹事長が言っていた男系継承優先論を「議員個人としての発言で党としてのものではない。なんども党に確認した」としていた事の説明も含めてまるっと回答拒否で誤魔化したことは選挙さえ乗り切れば良いという彼女の考えが透けて見えていたと思います。
菅野志桜里の記者会見を三行にまとめるのなら
記者「○○の問題について説明を」
菅野志桜里「回答拒否」
記者「では○○について説明を」
菅野志桜里「回答拒否」
チクショウ!4行だ!!
これで菅野志桜里と彼女を公認として擁立する事に対しての疑念が晴らせたなんてことにはなりません。
かえって不信感が強くなっただけでしょう。
結果、記者会見への批判がさらに湧き出てしまい、これにビビったのか玉木雄一郎は「公認内定を公認に切り替える事を見送りました」というセコい言い訳をして菅野志桜里の公認を取り消しました。
すでに「公認決定しました」とチラシも配ってたようですけど……。

菅野志桜里氏の会見に拠れば出馬の声を掛けたのは玉木雄一郎とのこと。
わざわざスカウトした本人がセコい言い訳をして菅野志桜里を切り捨てて逃げているのですから呆れるしかありません。
事前調査でその知名度から菅野志桜里は当選圏内と見られていました。
菅野志桜里にしてみれば再び国政に復帰できる。しかも6年間確定。
この状況だからこそ会見にも臨んだわけですが、それで切り捨てられた事が彼女の逆恨みに点火したようです。
【山尾志桜里氏、国民執行部を批判 「統治能力に疑問」 離党届を提出】
国民民主党から夏の参院選比例代表への公認を見送られた山尾志桜里元衆院議員が12日午前、コメントを発表し「執行部主導でご要請を受けて擁立いただいたにもかかわらず、(公認見送りを)執行部の責任で判断せず、両院議員総会での決定という形にかなり違和感がある」と玉木雄一郎代表ら党執行部を批判した。「統治能力に深刻な疑問を抱いている」として離党届を提出したことも明かした。
山尾氏は5月14日に党から参院選比例代表の候補者として内定されていたが、過去の不倫疑惑などについて批判が噴出。6月10日に記者会見したが、党が翌日に「理解が得られない」として公認を見送ると発表した。【遠藤修平】
(2025/6/12 毎日新聞)
即離党届け提出。
そして国民民主党のガバナンスの駄目さを指摘。
その上で
「代表と幹事長に要請されたから出馬を決めた」
「面談を希望したが却下された」
と、ツートップがほっかむりして逃げてしまったことも暴露しています。
国会議員に復帰できるつもりでいたものがキャンセルされたという事情も加味して菅野志桜里の国民民主党、玉木雄一郎への恨みのエネルギーは小さくないと思います。
煩悩に正直に生きて、自分の性欲で人生を破壊された人間には全く配慮しなかったような方ですからね。
さて、これでアンチ玉木雄一郎、アンチ国民民主党の大きなスピーカーが一つ出来上がってしまったように思います。
- 玉木らはSNSで人気を得たのにSNSでの批判を無視して候補者擁立決定
- 記者会見で禊ぎを済ませた事にしようと記者会見をセッティング
- 記者会見について想定問答や内容についての共有など事前の準備0だった
- 記者会見が失敗に終わったらセコい言い訳で菅野志桜里の公認決定の取り消し
これまでずっと野党として、特にマスゴミが応援してきた民主党系ということで、攻撃されない立ち位置から一方的に批判をしてきただけなので自分達が批判されている時のダメージコントロールなんて意識すらした事が無かったのでしょう。
記者会見をやっておけばマスゴミが配慮してくれて禊ぎを済ませたことにしてくれていた今までと違って、今回は大失敗してかえってSNSで批判を集める形になったので慌てて菅野志桜里を切り捨てた形と言えます。
候補者擁立のこの程度の事でこんなセコい立ち回りを見せつけるようでは国会でなにかしっかりした仕事ができるなんて期待はできないでしょう。

山尾志桜里氏Xより
編集部より:この記事は茶請け氏のブログ「パチンコ屋の倒産を応援するブログ」2025年6月12日のエントリーより転載させていただきました。






