任期満了に伴う東京都議会議員選挙の投開票が6月22日に行われ、選挙結果が明らかになりつつあります。今年は12年に1度の都議選と参院選が重なる年で、各党とも国政選挙並みの態勢で臨んだ中、都政の行方を左右する重要な選挙と位置付けられていました。
最大の注目点であった都議会第1党の座をめぐっては、自民党と都民ファーストの会が激しく競り合いましたが、最終的には都民ファーストの会が自民党を上回り、第一党の座を奪還する見通しです。
東京都議選、都民ファーストの会が第1党復帰の見通し 朝日出口調査 https://t.co/AU8GJWAlQE
— 朝日新聞(asahi shimbun) (@asahi) June 22, 2025
都民ファは小池百合子都知事を特別顧問に持ち、知事の存在感を活かした選挙戦で勢いを維持しました。一方、自民党は裏金問題などの逆風の影響もあり、議席を減らす見通しです。
連日応援演説に駆け回る小池知事。一方で、やきもきする党も。
存在感みせる小池百合子知事、都議選で毎日街頭へ 対応に温度差も:朝日新聞 https://t.co/f6mebBfOaN
— 朝日新聞社会部 (@Asahi_Shakai) June 18, 2025
自民、都民ファ、公明党の知事与党勢力は、今回の選挙でも過半数を維持する結果となり、小池都政への信任が一定程度示された形となりそうです。
自民に入れたくない人が、とりあえず都民ファーストに入れただけかな。
>自民不振、都民ファーストは堅調…都議選 出口調査 選挙速報 開票速報 pic.twitter.com/7k8hUAFdFe
— お侍さん (@ZanEngineer) June 22, 2025
小池都知事は21日、自民党候補の事務所を訪れ応援しました。就任以来、自民候補の応援は初めてで、これまで支援してきた都民ファーストや公明党に加え、自民も「小池与党」として位置づける姿勢を鮮明にしていました。
小池都知事、自民陣営を応援 就任以降で初 都議選 https://t.co/t9QXzHhlX8
— 毎日新聞ニュース (@mainichijpnews) June 21, 2025
今回の都議選は、接戦区が多く、終盤まで情勢が流動的となっています。投票直前まで約半数の有権者が投票先を決めていなかったとの調査結果もあり、終盤の情勢変化が結果に大きく影響したと思われます。
この結果を受け、各党は7月に行われる参議院選挙に向けて、各党は体制の見直しや戦略の再構築を迫られることになりそうです。

応援演説をする小池都知事 高野たかひろ氏Xより






