自民党の「再生の道」とは?

石破首相 首相官邸HPより

2025年夏の参院選が終わりを迎えた。

私は自民党は30台前半の議席数を予想していたが、それよりは若干上乗せしたようだ。

いずれにしても自民党史上、空前の惨敗と言っていいだろう。

自民党内派閥の政治資金規正法上の不記載問題に端を発し、自民党の支持率は凋落の一途だったが、米問題をきっかけに再浮上の芽もなくはなかったと思う。しかし私は、全ては自民党総裁選で石破茂を選んだことが、今の自民党の没落の原因だと思っている。

SNSでも書いたが、当時、石破茂を選んだ自民党議員は万死に値すると言って良い。

そして、先の衆院選と今回の参院選、更に加えるとすれば東京都議選の結果も踏まえると、石破茂は総理総裁を続けるのは、無理だ。

どんな組織であっても、結果が残せなければトップは責任を取る。それが社会のルールだし、組織として当たり前のことだ。

石破茂は既にツーアウト状態にある。現在、7月21日午前2時で、事実上結果は見えている。石破茂は自ら50議席を目標にすると明言していたが、結果は40議席前後に留まる気配だ。

つまり石破茂はこれで3連敗を喰らったわけで、これは国民から明確にノーを突きつけられたことになる。

選挙特番の中で、各テレビ局は石破茂に対して責任追及し、日テレなどは明確に辞任の意志は無いのか?と問うている。それに対して、石破茂はその意志は無いような物言いだ。

勿論、選挙結果が全て出揃ってない状況で軽々な発言が出来ないのも理解は出来るが、しかし、あの太々しさは、ただ有権者に不快感を与えただけだ。

逆に今回の参院選の結果を通じて石破茂を総理総裁から下ろせない自民党は、朝鮮労働党か中国共産党にでも変貌したのだろうか?

歪な独裁体制のまま、石破茂を延命させたとなれば、もはや自民党ではなくなったと言える。自由民主労働党などの名称にでも変更した方がいいだろう。

つまり、石破茂などどうでも良い。自民党議員が先の総裁選以後二度目の岐路に立たされているのだ。

ここで正しい判断が行えないなら、自民党はますます支持率を失っていくだろう。

本稿記述の間に、7月21日の石破総理記者会見が行われた。

ライブで見ていて思うのは、石破茂は本物のバカだと言うことだ。

石破茂は今回の選挙結果の責任をとって辞任すると国民の99.9%が思っていたにも関わらず、今の日本は国難の中にあるので、イタズラに政権運営に混乱を来たすわけにはいかないという理由で、石破茂は続投すると明言した。

率直にこれを聞いて、その通りだと思った国民は一人もいないんじゃないだろうか?

石破茂はそこまで権力の座に拘る理由とは一体、なんだろうか。

以後、続きはnoteにて(倉沢良弦の「ニュースの裏側」)。