1日早朝の東京外国為替市場では、円相場が大きく下落し、1ドル=150円台後半をつけ、約4カ月ぶりの円安水準となりました。
円相場 一時150円台後半に 約4か月ぶり NY外国為替市場https://t.co/iDvLRk2lAS #nhk_news
— NHKニュース (@nhk_news) July 31, 2025
これは、7月31日の日本銀行の金融政策決定会合後、植田和男総裁が記者会見で追加利上げに慎重な姿勢を示し、円安が物価に直ちに大きな影響を与えないと発言したことが背景にあります。市場はこの発言を「円安容認」と受け取り、円売り・ドル買いが進みました。
円売り呼んだ植田総裁2度目の「失言」 1ドル150円、広がる先安観https://t.co/HkG4QSIdkj
— 日本経済新聞 電子版(日経電子版) (@nikkei) August 1, 2025
上記のように植田総裁の発言が「失言」として受け止められているという報道もありますが、植田総裁のアナウンスがまったく効かなくなってきていることも心配です。
日銀金利据え置きの0.5%。みんな知ってたリーク通り。
— 第五な人 (@DaigoH555) July 31, 2025
日銀は完全にリーク依存が裏目に。総裁発言が全く相手にされなくなりドル円はぬるっと150円。家計支出の上昇は食料(必需)コスト上昇で説明できてしまううえ、消費者景況が伸び悩み、本気で生活苦な物価高局面に。円安+実質賃金低迷+買い控えならもはやそれは景気後退では。利上げしたところで…感。 pic.twitter.com/dAfHsIFUdA
— Yuto Haga ⚽️ (@Yuto_Headline) July 31, 2025
同日発表された米国の新規失業保険申請件数が市場予想を下回り、米労働市場の強さが示されたことも、FRBの利下げ観測を後退させ、円相場をさらに押し下げました。ユーロに対しても円は大幅に下落しました。
ドル円が再び150.50を突破したことは、日本の金融政策への市場の不信を示す重要なシグナルだ。米国の実質金利が高止まりする中、日本は金融正常化に踏み出せず、政策対応の遅れが円安を助長している。市場はその躊躇を見抜き、日本の金融政策の限界を突いてきている。袋小路にある日本の苦境が鮮明だ。 pic.twitter.com/4uBEnCvvPI
— 朝倉智也(Tomoya Asakura) (@tomoyaasakura) July 31, 2025
各国の実質金利と比較して日本の金利が極端に低いことも、円安を後押しする要因となっています。
野党がガソリン暫定税率を無くすことで一致したせいかどんどん円安に向かってます。
赤字国債で毎年1.5兆円余計に発行するよというだけでこれ与党が妥協して減税するになったらどれだけ円安になると思ってんだよ。すっごいインフレになるぞ。AIは170円くらいにはすぐなると言っている… pic.twitter.com/bW3NQK1Z1e
— 【永江の新垢】Web系コンサルタント兼マーケッターのai使い (@IssekiNagae) July 31, 2025
ドル円は1ドル150円台後半。昨日の日銀総裁記者会見後の半日余りは円が各通貨に対して下落する傾向が目立つ。
参院選の結果を受けてガソリン税が年内に減税される流れが固まり、一方で日銀は次の政策変更が利上げになりそうなことこそ示し続けているものの、それがいつなのか、見通せない状況。…— 磯野直之 (@IsonoNaoyuki) July 31, 2025
今後の展開については、来年の春闘や米雇用統計の結果、FRBの利下げ動向が注目されます。
円安が定着すれば輸入物価の上昇を通じて家計負担が増し、個人消費に悪影響を及ぼす可能性もあります。
2025年の物価予想を7月で0.5%も上方修正するとか、物価の安定に失敗してるやろ。
— ぷろっぷ (@PropTrader88) July 31, 2025
市場では円相場が一段と下落し、150円台が定着するとの見方も出始めています。
ドル円150円とドルインデックス100の節目をあっさり突破。再び円安が注目を集める日が来そうだ。
もし8月中に高市首相観測が浮上すれば、さらなる円安→日銀利上げ→政治家の金融緩和圧力増大→日銀独立性への脅威拡大→大幅円安→為替介入のような未来が待ち受けている。 https://t.co/ovbQBeiesF
— ギムノカリキウム (@gymnocalycium42) July 31, 2025






