昨年9月、ジャーナリストの青木理氏はYouTube番組で自民党支持者を「劣等民族」と呼び、笑いながらやり取りしたことで批判を受け、地上波番組への出演自粛を表明していました。今回、約10か月ぶりにTBS「サンデーモーニング」に復帰し、番組冒頭で改めて謝罪しましたが、やり取りは短く、番組側からの踏み込んだ追及はありませんでした。
サンモニ青木理氏:発言は元々誰かを傷つけたり差別する意図はなかったつもりですが、不適切だった。あらためて発言には今後一層気を付け…
膳場貴子氏:注意して参りましょう→日本人を「劣等民族」と差別したのは、気を付けてなかったからとの弁解です。都合よすぎです!https://t.co/JH5un84SIZ
— 藤原かずえ (@kazue_fgeewara) August 10, 2025
津田大介「広島で【人々はなぜ自民党に投票し続けるのか?】をテーマに講演します」
青木理「一言で終わりそう。【劣等民族だから】って」
津田大介「あははははは」
ポリタスTV 2024年9月12日https://t.co/WAeO1ntXMv pic.twitter.com/VHEq0o3bUR
— キャベ (@Cabagine) September 15, 2024
一方で、TBSや同番組はこれまで自民党や保守系政治家の失言については繰り返し厳しく報じ、長時間にわたって批判することも多くありました。それに比べると、青木氏やTBS自身に関わる不適切発言には非常に寛容な対応を見せた形です。
他にコメンテーターはいくらでもいるのに、なぜ差別発言した青木理氏を『サンモニ』が起用するのか意味不明です。そもそも、陰謀論を展開した上で他人の行動をその人格のせいにして非難する人物が「差別するつもりはなかった」と自分の人格をしれっと守るのは調子が良すぎますhttps://t.co/bgAvR5rDKl
— 藤原かずえ (@kazue_fgeewara) August 10, 2025
参照:自民支持者「劣等民族」発言を撤回 ジャーナリストの青木理氏、地上波テレビ出演を自粛 産経新聞
自民党に投票する人は劣等民族発言で炎上し、メディア自粛していた青木理氏が1年も経たずにサンデーモーニングに復活
#サンモニ
#青木理 pic.twitter.com/OFaY0ketR2— Bonjour AKIRA (@Bonjour4145) August 9, 2025
青木氏「経緯や背景,言葉に込めた意味は実は色々ある」と言い訳し「劣等民族」発言は撤回、「どこかの政治家みたいと思われるから暫く地上波TVは自粛する」
2018年7月杉田水脈氏の雑誌記事で6年間も差別発言と叩き続けるのですから、少なくとも最低6年は表舞台に出てこない?
https://t.co/iO0s5Zha7v pic.twitter.com/Ft5xnuzJrx— Chieko Nagayama (@RibbonChieko) September 28, 2024

復帰した青木理氏 TBSサンデーモーニングより
緊張感がないせいか、青木氏を擁護するそのしぐさもかなり雑なものになっています。
「劣等民族」発言の青木理氏がサンモニ復帰 → 前川喜平氏「青木理氏の発言は日本人に向けたもの。傷ついた人は日本人を「優等民族」だと思い込んでいる人だけ」 https://t.co/SnlfC35WPx
— Share News Japan (@sharenewsjapan1) August 10, 2025
発言の際は、立憲民主党の米山隆一議員が「極めて差別的で、リベラルの在り様ではない」と批判したように、リベラル陣営からの批判も高まりました。
私は立憲民主党ですが、それで良いという事ではないけれど、一定の人が自民党に投票する理由は分かります。それは決して「劣等民族」だからではなく、我々は正々堂々その理由に打ち勝とうとしています。「劣等民族」などと言う考え方は何であれ極めて差別的で、決してリベラルな在り様ではありません
— 米山 隆一 (@RyuichiYoneyama) September 16, 2024
しかし、TBSは青木氏の復帰を自然な流れとして扱い、過去の保守系失言報道との温度差が際立ちました。
【本日読まれた記事・第2位】
アゴラ編集部:青木理氏が「劣等民族」発言でサンモニから逃亡:ほとぼりが冷めたら復帰かhttps://t.co/QErtyW4rur青木理氏は「自民党支持者は劣等民族」発言を謝罪し地上波番組への出演を自粛。この発言は批判を受けましたが、一部メディアでしか報じられていません。
— アゴラ (@agora_japan) October 2, 2024
青木氏の発言はなぜか一部のメディアでしか報じられませんでした。ふつうならばとっくに降板させられていた差別発言ですが、復帰もスムーズでした。
見出しをみて「この話を記事化するのは産経ぐらいだろうなあ」と思ったら、やっぱり産経だった。なぜか大手メディアでは報じられない。劣等民族(ウンターメンシュ)ってナチスがユダヤ人やロマを指すのに使った恐ろしい差別用語なんですけどね。だからこの問題は「劣等民族」呼ばわりが日本人への差別…
— 佐々木俊尚 四刷決定!「フラット登山」絶賛発売中 (@sasakitoshinao) September 18, 2024
「劣等民族」って、ヘイトスピーチの類ですよね。発言した本人が地上波のテレビ番組出演を”自粛”したそうですが、普通は番組側が問題視して、クビにするべきなんじゃ無いですか?テレビ局側は「番組以外の発言だ。それに関してのコメントをこの場で申し上げるのは控えたい」だって…モラルを疑う。
— フィフィ (@FIFI_Egypt) September 28, 2024
青木氏は人のことを批判するのは得意ですが批判されるのはとても苦手な方のようです。
「日本人は劣等民族」と発言して炎上中の青木理氏が、フラッシュからの取材を拒否。
自民党にはすぐ説明責任と言うくせに、自分は果たさないんだな。
「劣等民族」発言で大炎上『サンモニ』出演のジャーナリスト・青木理氏に“真意”を尋ねるべく直電(SmartFLASH) https://t.co/kWGGbRQAnp
— Tsukasa Shirakawa(白川司) (@lingualandjp) September 19, 2024
これを放置してきた今までが異常でしたが復帰のスピードも異常でした。
今までこんなのをのさばらせてきた事が異常。『安倍三代』で散々に生前の安倍晋三前総理を腐し、安倍氏暗殺後、今度は全日本民族を腐した輩。国内メディアから永久追放でよい。
「劣等民族」発言の青木理氏「サンモニ」など地上波テレビ出演を当面自粛へhttps://t.co/ZEWiFQ8vzM
— 山下弘枝 (@chihaya0425) September 29, 2024
もちろん問題発言は「劣等民族」発言だけなく枚挙にいとまがありません。
津田大介のネット番組で、自民党に投票するのは「劣等民族」とナチスそのままのヘイトスピーチをした青木理だが、「高市早苗は口避け女のイメージ」とも放言。団塊世代に媚びる幇間左翼は常にギリギリを求められるの分かるが、炎上したら逃げ回る隠れ回るのがダサ過ぎるhttps://t.co/CyQ6IMgPDA
— また正義が勝ってしまった! (@Schwalbe_Kikka) September 21, 2024
この対応は、「他陣営には厳しく、身内には甘い」というダブルスタンダードを印象付け、メディアの公平性への疑問を呼び起こす結果となりました。
優等民族「青木理」さん普通にもう出演してて「優等民族の自主謹慎」の時間は、優等民族らしく短期間で処理できるみたいだな。
— もへもへ (@gerogeroR) August 10, 2025
ポリタス青木理の「劣等民族」発言は、自分たちの意に沿わない思想の人々を「愚民」扱いするのとおんなじで、要は傲慢なんだよ。似非リベラルにありがち。
自分たちがなぜ負け続けるのかを省みることなく、相手を劣等と評価することで溜飲を下げたところで、リベラルは勝たんよ。似非リベラルだけどね
— あ〜る菊池誠(反緊縮)公式 (@kikumaco) September 17, 2024
そういえばこんなこともおっしゃってましたよね pic.twitter.com/JhF1nPGRPB
— ド根性卵 (@gen505093) August 10, 2025






