トランプ大統領がワシントンに州兵派遣:法治国家を揺るがすクーデターか?

トランプ米大統領は11日、首都ワシントンの治安対策として州兵約800人を派遣し、ワシントン警察を連邦政府の指揮下に置くと発表しました。

トランプ大統領は記者会見で、首都が「暴力的なギャングや犯罪者に占拠されている」と述べ、「法と秩序、公共の安全の回復」を強調しました。また、ニューヨークやシカゴなど他都市にも同様の措置を取る可能性に言及しました。

トランプ大統領は州兵を派遣し、ワシントンD.C.を連邦政府の管理下に置きました。これは連邦制の理念や建国の精神に反する、反憲法的な行為とも言えます。

https://twitter.com/mikangumi2011/status/1954396522264646083

米首都ワシントンの地元メディアは、トランプ大統領が治安悪化を理由に州兵展開を検討していると報じました。治安不安は民主党リベラル派批判と結びつき、同氏の支持拡大にもつながっています。

しかし、ワシントン警察や米メディアは、首都の凶悪犯罪が過去30年で最低水準にあり、2024年は前年比35%減、今年も7月末までに26%減少していると指摘しています。バウザー市長は「犯罪は急増していない」と反論し、事実に基づかない過剰な治安悪化論だと批判しました。

大統領はコロンビア特別区自治法に基づき48時間の警察統制権を発動し、期間延長も検討中です。すでにFBIやDEAなど連邦機関の人員も投入されており、首都全域での治安維持強化が進められています。

トランプ大統領 ホワイトハウスHPより