自民党 両院議員総会、石破首相「地位にしがみつかない」と辞任を否定

自民党は2日午後、参院選での大敗を受けて総括文書を取りまとめ、両院議員総会を開きました。冒頭、石破茂首相(自民党総裁)は「地位にしがみつくつもりはない」と強調し、敗北の責任を認めて陳謝しました。

また、「しかるべき時にきちんとした決断をする」と述べ、責任から逃げない旨を発言しましたが、責任を取ることから真っ先に逃げました。

https://twitter.com/tweet_tokyo_web/status/1962756811540570409

森山幹事長も、執行部の一員として責任を認め、反省を行動につなげることが重要で、党の一致結束と国民への将来像の提示が使命だと強調しました。石破首相と同様に責任を取る気はまったくないようです。

敗因として「内閣支持率の低下で党の基礎体力が弱まった」「若年層や一部保守層の支持流出」など4項目と、「党離れを招いた要因」として、物価高対策の不発、不祥事による信頼喪失、発信力不足とデジタル対応の遅れなど9項目を挙げていますが、ほんとうに敗因を分析だけして終わらせようとしています。

https://twitter.com/hirohomma4/status/1962763571772957183

参照:地位にしがみつくつもりまったくない=自民両院総会で石破首相 ロイター

石破首相は「多くの同志を失ったのは私の責任だ」と改めて謝罪したうえで、「党として国家国民のために全力で立ち向かう姿を示したい」と決意を表明しました。

総会では参議院選挙の総括について意見交換が行われ、総括が正式にまとまれば、臨時の総裁選挙を実施するかどうかを問う手続きに入ることになります。

両院議員総会で発言する石破首相