スタバのモバイル注文しない人、新幹線のEX予約しない人

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ほぼ毎朝通っている自宅から徒歩で出かけるスターバックスのカウンターに、朝の7時過ぎからから大行列ができていました。

スターバックスのカウンターはレジが2台しかなく、カスタマイズ注文する人や、現金で支払いをする人、そして注文をあれこれ悩んでいる人などが並んでしまうと時間のかかることが多いのです。

 

そんな行列のストレスを解決してくれるのがモバイルオーダー(写真)です。お店に到着する数分前に携帯からメール注文しておくとお店に着いた頃には商品が用意されています。

決済はチャージしたデポジットから引き落とされますからキャッシュレスで対応できます。

今やほとんどの人がスマートフォンを持っていると思いますが、モバイル注文すれば行列する必要は無いのになぜ朝から並んでいるのか不思議です。

同じ事は東海道新幹線の予約でも感じます。

JR東海のEX予約という専用のアプリからの座席予約であれば駅の窓口に並ぶ必要はありません。座席も画面から自由に選べて1ヵ月前からチケットが購入でき早割もあります。

さらに便利なのは乗車する直前までアプリで予約の変更が可能なことです。例えば駅に予定よりも早く着いてしまったときに、予約した電車よりも前の電車に変更することもギリギリまで可能です。

もし窓口で変更しようとしてもインバウンド客が行列をしているので時間がかかりすぎて不可能です。

EX予約はパスモに予約を紐つけることもできます。チケットレスで乗車できますから切符をなくすリスクもなくなります。

これだけメリットがあるアプリをいまだに使わず東海道新幹線に乗っている人がいるのは驚きです。

飲食店でもネット予約可能なお店が増えたものの、未だに電話でしか予約を受け付けない昔ながらのお店が意外にたくさんあります。年配のお客さんを大切にしているのかもしれませんが、手数料がかかったとしても飲食サイト経由でネット予約できた方が便利です。

注文や予約のようなストレスのかかる作業になるべく時間をかけず、また後からトラブルにならないよう間違えのない予約をしておきたい。そう思っている利用者は私だけでは無いはずです。


編集部より:この記事は「内藤忍の公式ブログ」2025年9月29日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。

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資産デザイン研究所社長
1964年生まれ。東京大学経済学部卒業後、住友信託銀行に入社。1999年に株式会社マネックス(現マネックス証券株式会社)の創業に参加。同社は、東証一部上場企業となる。その後、マネックス・オルタナティブ・インベストメンツ株式会社代表取締役社長、株式会社マネックス・ユニバーシティ代表取締役社長を経て、2011年クレディ・スイス証券プライベート・バンキング本部ディレクターに就任。2013年、株式会社資産デザイン研究所設立。代表取締役社長に就任。一般社団法人海外資産運用教育協会設立。代表理事に就任。