橋下徹氏の事務所に「維新の会への誹謗中傷をやめて」という大量のメール

元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏が7日、自身が代表を務める橋下綜合法律事務所の公式Xを通じて、日本維新の会に対する誹謗（ひぼう）中傷をやめるよう求める大量のメールが事務所に届いていることを明らかにした。

弊所HP問合せフォームへ日本維新の会への誹謗中傷の中止を要求する旨の大量のメールが、実在するアドレスを経由して送信されてきております。アドレスを不正利用されたと思われる方へ自動返信メールが届いており、皆様には多大なるご迷惑をおかけしており深くお詫び申し上げます。

— 弁護士法人橋下綜合法律事務所 (@hashimotolo0131) November 6, 2025

橋下綜合法律事務所は7日までに公式Xを更新し、「日本維新の会」に対する誹謗中傷をやめるよう求めるメールが多数届いていると発表。法的措置を検討する可能性も示唆した。
元大阪府知事で日本維新の会創設メンバーの橋下徹氏は、「しんぶん赤旗」日曜版が取り上げた維新・藤田文武共同代表の「2000万円公金還流疑惑」について、連日Xで意見をツイートしている。
藤田共同代表は4日の記者会見で「適正な処理を行っている」と疑惑を否定。法的にも問題は発生していないとの認識を示し、徹底した情報開示によって誤解払拭に努めると語った。
橋下氏は6日のXでは「藤田さんには違法性がないのかもしれないが、与党の党首としては対応を誤っている」とツイートしており、従来の主張を軟化させているようにも見える。

橋下氏による維新批判は、党創設者としての立場から、党の綱紀粛正と公金の透明な運用を求めるものとみられる。一方で藤田共同代表は疑惑を一貫して否定しており、両者の認識の隔たりが浮き彫りになっている。