日本人はなぜこんなに貧しくなったのか

 

高市政権は総選挙で圧勝し、最近ではまれに見る支持率だが、その実績は何もない。国民は「これから何かやってくれそうだ」という期待で自民党に投票したのだろうが、高市政権のバラマキと消費減税では、成長率は上がらない。

国民の生活は、円安でホクホクどころか窮乏化している。ドル円で見るとドルが安くなっているのでわかりにくいが、全通貨に対する実質実効為替レートでみると、今の円の価値は変動相場制になる前の1ドル=360円のときと同じだ。これが貧しさの正体である。

名目為替レートと実質実効為替レート(日銀)

ではなぜ円はこんなに弱くなったのか。よくいわれる金利差は、長期では大した問題ではない。最大の要因は、本書も指摘するように海外直接投資の増加による産業空洞化である。これが始まったきっかけは2009年のリーマンショック後の円高だが、円安になっても円の流出は止まらなかった。それどころか2024年の海外直接投資は、史上最大を記録したのだ。それはなぜだろうか。

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