飲食店で知り合いを見かけたら声をかけるべきか?

内藤 忍

Xiaoshan Xie/iStock

築地にあるお気に入りのお鮨屋さんに今月も出かけました。L字型のカウンター8席だけの小さなお店です。

一斉スタートの奥の席に通されてお酒の注文をしていると、そこに4人組の男女が入ってきました。

そのうちの1人の女性は見覚えのある顔でした。

おそらく10年以上お会いしたことなく、最近は疎遠になっている方ですが、SNSにグルメな生活を投稿しているのを今でもたまに見かけます。

先方がこちらに気がついたのかはわかりませんでしたが、結局最後までお互いに声をかけることはありませんでした。

顔見知りに飲食店で出会った。このようなシチュエーションに遭遇したらどのようにしたら良いのでしょうか?

私の結論は「相手との関係性を考えて判断する」です。

今回は異性ですし、それほど親しい訳でもなくお互いに別の同伴者がいました。

このような場合、無理に声をかけても相手は迷惑かもしれません。

相手が誰とどのような状況でそこにいるのかを判断するのが難しいからです。

接待のようなビジネス目的の会食かもしれませんし、大切なプライベートの時間を過ごしている最中かもしれません。

そんな中で「お久しぶりです」と割って入ることは、結果として相手に余計なストレスをかけることになりかねません。

「声をかけない勇気」こそが、成熟した大人のマナーではないかと思いました。

もし相手がこちらに気づき、目が合ったとしても軽く会釈をする程度で十分です。

少し経ってから「大変ご無沙汰してます。昨日、〇〇でお見かけしました。お元気そうで何よりです」とメールを送っておきました。

ただし相手が非常に親しい気の置けない間柄であれば話は別です。

よっぽど深刻な雰囲気でなければ、気がついたら声かけして同伴者を紹介するようにします。

その場合も話し込んで会話に深入りするのは禁物です。さらりと終わらせるのがお互いに気持ち良く時間が過ごせる方法だと思います。

私は好きなお店の予約をして出かける時にはお料理やお酒に集中したいタイプです。

店主や一緒に行くメンバーとお酒の銘柄やお料理について語るのは楽しいものですが、偶然会った知り合いと近況報告の長話をしたいとは思いません。

 


編集部より:この記事は「内藤忍の公式ブログ」2026年3月17日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。

アバター画像
資産デザイン研究所社長
1964年生まれ。東京大学経済学部卒業後、住友信託銀行に入社。1999年に株式会社マネックス(現マネックス証券株式会社)の創業に参加。同社は、東証一部上場企業となる。その後、マネックス・オルタナティブ・インベストメンツ株式会社代表取締役社長、株式会社マネックス・ユニバーシティ代表取締役社長を経て、2011年クレディ・スイス証券プライベート・バンキング本部ディレクターに就任。2013年、株式会社資産デザイン研究所設立。代表取締役社長に就任。一般社団法人海外資産運用教育協会設立。代表理事に就任。

コメント投稿をご希望の方は、投稿者登録フォームより登録ください。

コメント