イスラム革命防衛隊(IRGC)は、湾岸地域にある米国企業の周辺に住む民間人に対し、避難勧告を出した。この方針を承認した新最高指導者は、3月9日以降、公の場に姿を見せていない。伝えられるところによれば、新最高指導者はロシアの病院にいる。

爆撃されるドバイ空港(日経新聞)
コントロールのきかなくなったイラン革命防衛隊
これはとトランプが想定していなかった戦争である。米国は3月14日にカーグ島を攻撃し、イランの原油輸出の90%を処理する同施設の軍事目標を破壊した。
しかしIRGCはモザイク・ドクトリンを発動した。31の自律的な州司令部が、それぞれ独自に作戦を開始する権限をあらかじめ委譲されているのだ。
その結果は今朝、地域全体に現れている。漁船を装い、海峡に機雷を散布する自爆ボート。ホルムズ海峡の海域で確認された機雷。ドバイ国際空港の燃料タンクへのドローン攻撃。アブダビの原油生産量は50%以上削減され、中東全域で23,000便以上のフライトがキャンセルされた。
問題は原油だけではない
問題は原油やLNGだけではない。それ以外にも世界経済にとって重要な物資がいくつかある。特に重要なのは次の4種類である。
肥料(アンモニア・尿素など)
実はこれが原油に次いで重要といわれている。
- ペルシャ湾岸からは世界の窒素肥料の約3割が輸出されている
- 主に天然ガスを原料に作る
- 尿素・アンモニアなどが海上輸送される
つまり、石油ショック → 食料危機という連鎖が起こる可能性がある。
石油化学原料
- メタノール、エチレングリコール、プラスチック原料、LPG(プロパン・ブタン)
これらは繊維、医薬品、プラスチック、冷却剤、農薬などの原料になる。
アルミニウム
湾岸諸国はアルミ精錬が盛んで、世界生産の約9%を占める。
ヘリウム
世界のヘリウム供給の20〜30%はカタールから輸出されている。カタールは天然ガスを液化するときに副産物としてヘリウムを回収しており、この輸送ルートがホルムズ海峡である。その用途は
■医療:磁気共鳴画像法(MRI)の超伝導磁石は液体ヘリウムで冷却。
■半導体:ヘリウムは半導体製造装置の冷却やシリコン結晶製造などに使われる。
実際に2017年に供給が止まった:カタール外交危機でサウジが国境封鎖し、ヘリウム輸送停止となり、世界の供給の約25%が一時停止した結果、価格が急騰し、病院が使用制限された。







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