中東情勢の緊迫化で事実上封鎖状態が続くホルムズ海峡において、日本関係船舶が初めて湾外へ脱出した。商船三井のLNG船「SOHAR(ソハール) LNG」の通過は、停滞していたエネルギー輸送の再開に向けた試金石として注目されている。
商船三井に「抜け駆けするな!」と言うのだろうか。 https://t.co/nwavMufl99
— Satoshi Ikeuchi 池内恵 (@chutoislam) April 3, 2026
- 商船三井は3日、ペルシャ湾内に留まっていたLNG運搬船「SOHAR LNG」がホルムズ海峡を通過したと発表した。
- 同船はパナマ船籍だが、商船三井とオマーン企業の共同保有であり、日本関係船舶に位置付けられる。
- 通過時の積荷は空で、いわゆるバラスト状態だった。
- 船は海峡から約100kmの湾内に停泊していたが、通過後はオマーン湾側へ移動し、マスカット近海に到達した。
- 2月28日の米国・イスラエルによるイラン攻撃以降、イランが海峡を事実上封鎖し、日本関係船舶45隻が湾内に足止めされていた。今回の通過は、その中で初めての湾外脱出事例とみられる。
- 通過条件や経緯については非公表で、イラン側との交渉や通行許可の詳細は明らかにされていない。
- 一部報道では、イラン革命防衛隊による許可制や通行料の存在が指摘されているが、確認はされていない。
- 日本政府の直接関与についても明確な説明はなく、企業単独またはオマーン側との連携による対応との見方が強いが実状は定かでない。
- 海峡の通航量は戦前比で約95%減とされ、3月はLNG船の通過実績がなかった。
- そのため今回の事例は、封鎖下でも限定的な通過が可能であることを示す「突破口」として評価・注目されている。
- 一方で、他の日本関係船舶の脱出や通常航行の再開の見通しは立っていない。
- 船員の無事と通過成功を評価する声が大勢を占め、今後の続報への関心も高い。同時に、政府関与の有無や通過条件に対する疑問、空荷だったことの影響などを巡る議論などが出ている。
今回の「SOHAR LNG」の通過は、緊迫する中東情勢下における象徴的な一歩ではあるが、海峡の安全確保やエネルギー輸送の正常化にはなお不確実性が大きい。今後、他船の動向や各国の対応が、実質的な航行再開の可否を左右することになる。

SOHAR(ソハール) LNG maritimeoptima.comより







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