スマホを見過ぎると不眠症になるって本当ですか?

スマホを見過ぎると不眠症(睡眠障害)になりやすいというのは本当です。特に寝る前のスマホの使用は、睡眠の質を大きく下げる原因となります。その主な理由は以下の3つです。

なぜスマホが睡眠を妨げるのか?

  • メラトニンの減少: スマホの画面から発せられる強い光(ブルーライト)を浴びると、脳が「まだ昼間だ」と錯覚してしまいます。その結果、睡眠を促すホルモンである「メラトニン」の分泌が抑えられ、寝付きが悪くなってしまいます。

  • 情報による脳の興奮: ニュース、SNS、動画、ゲームなど、スマホから次々と入ってくる情報は脳を強く刺激します。これにより、リラックスモードである「副交感神経」よりも活動モードの「交感神経」が優位になってしまい、体が休まる準備ができなくなります。

  • 体内時計の乱れ: 「あと少しだけ」とスマホを見続けてしまうことで単純に睡眠時間が削られ、日々の就寝・起床のサイクル(体内時計)が乱れる原因になります。

睡眠を守るための対策

質の高い睡眠をとるために、以下のような習慣を取り入れるのがおすすめです。

  • 寝る1〜2時間前はスマホを見ない: 脳と体をリラックスさせる時間を作ります。

  • ナイトモードを活用する: 夜間はどうしても見る必要がある場合に備えて、画面の明るさを下げたり、ブルーライトをカットする設定(ナイトモードなど)をオンにしておきましょう。

  • 本や音楽でリラックスする: スマホを見る代わりに、軽いストレッチ、読書(紙の本)、落ち着いた音楽を聴くなど、目や脳を強く刺激しない活動に切り替えましょう。

Q. メラトニンは薬として売ってるんですか?

薬としては存在しますが、国内では扱いがきびしく、ドラッグストアなどで手軽なサプリメントとして買うことはできません。日本におけるメラトニンの扱いは以下のようになっています。

病院で処方される「医薬品」として

日本の病院で処方してもらえるメラトニン関連の薬には、主に以下のものがあります。

  • ロゼレム(一般名ラメルテオン): メラトニンそのものではなく、脳の「メラトニン受容体」に働きかけて、自然な眠りを促す薬です。一般的な睡眠薬(ベンゾジアゼピン系など)に比べて依存性が低く、大人に広く処方されます。

  • メラトベル: これはメラトニンそのものを成分とした薬ですが、現在のところ「小児期(子ども)の発達障害に伴う不眠」にのみ処方が認められています。大人は処方してもらえません。

「サプリメント」としての扱い

アメリカなど海外の多くの国では、メラトニンは一般的なサプリメントとしてスーパーや薬局で安価に売られています。しかし、日本ではメラトニンは「医薬品成分」として指定されているため、国内でのサプリメントとしての製造・販売が法律で禁止されています。

海外からの「個人輸入」について

日本国内では市販されていませんが、個人が自分が使う目的で海外から輸入すること(海外通販サイトなどでの購入)は合法です。そのため、「iHerb(アイハーブ)」などの海外サプリメント通販サイトを利用して購入している人は少なくありません。

⚠️ 注意点

ただメラトニンを飲む場合は、以下の点にご注意ください。

  • まずは病院で相談を: 睡眠に悩んでいる場合、自己判断で海外サプリを飲む前に、まずは内科や睡眠外来、心療内科などで相談し、「ロゼレム」などの安全な処方薬を検討することをおすすめします。

  • 個人輸入は自己責任: 海外製のサプリメントは成分量が多く設定されていることがあり、翌朝まで眠気やだるさが残るケースもあります。

スマホの見過ぎによる睡眠不足であれば、まずは「寝る前のスマホ断ち」や「光の調節」といった生活習慣の改善から試し、それでも改善しない場合は医療機関を頼るのが最も安全で確実な方法です。

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