黒坂岳央です。
筆者は回転寿司へよく行く。近所にははま寿司、くら寿司、スシロー、その他地元チェーンと揃っているが、家族で行くときは「今日はどこにする?」とあれこれ迷うものの、結局はいつもスシローになる。たまに一人で他の回転寿司にも行くこともあるが、「やっぱりスシローだな」と思わされる。
自分は別に他のチェーンをディスる意図はないし、単なる個人の感想でしかないが「回転寿司はスシロー一択」と思う理由を書いてみたい。

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業界ナンバーワンのスシロー
現在の回転寿司業界において、スシローの存在感は圧倒的である。最新の財務データや市場規模を見ても、その立ち位置は他社の追随を許さない。
売上高において、スシローは約4296億円(2025年9月期)と業界首位を独走している。2位のはま寿司(約2484億円)、3位のくら寿司(約2451億円)に対して大差をつけており、国内外におけるブランド力と規模の経済を遺憾なく発揮している状況だ。
収益性の面でもその強さは際立つ。スシローの営業利益は361億円に達し、営業利益率は8〜9%台を記録している。原材料費や人件費の高騰に苦しみ、利益率が2%前後に低迷する競合他社がある中で、この数字は驚異的と言わざるを得ない。
店舗数こそはま寿司の猛追を受けているものの、「売上・利益・規模」のすべてにおいて、スシローが王者の座を堅持しているのが現状である。
スシローをリピしてしまう理由
数字上の強さもさることながら、筆者が「やっぱりスシローだな」と足を運んでしまう理由は、実際の店舗運営とマーケティング戦略に裏打ちされた明確な独自価値が存在する。理由は大きく3つに集約される。
1つ目は来店の度にメニューが変わることだ。スシローの最大の魅力は、季節限定メニューや異業種・キャラクターとのコラボレーションが投入される圧倒的なスピード感である。他社が定番メニューのブラッシュアップに注力するのに対し、スシローは常に新鮮な選択肢を提供し続ける。
このシステムは、市場(顧客)の反応が良いものだけを残し、支持を得られないネタは容赦なく消えていく「自然淘汰型」の適者生存モデルとして機能していると感じる。結果として、顧客は訪れるたびに新しい発見やガチャを引くようなエンターテインメント性を体験できる。筆者はいつも新商品を注文するワクワクを楽しむ。
2つ目に多様な価格帯だ。スシローは均一価格路線に固執せず、手頃な低価格帯から、大トロやウニといった高付加価値・高価格帯のネタまでを幅広く網羅している点も巧妙である。
これにより、日常の安価な食事ニーズを満たしつつ、「今日は少し贅沢をしたい」というハレの日の需要まで一店舗で回収する構造が成立しているのだろう。
3つ目に徹底したDX化だ。どれだけ商品が魅力的であっても、店舗での待ち時間や混雑がストレスになればリピートは途絶える。スシローはこの点において、高度なデジタル対応を実現している。
専用アプリによる予約システムの精度は極めて高く、事前に予約を済ませておけば、ピークタイムであってもほぼ時間通りに席へ通してもらえる。自分は予約して5分以上待たされたことが一度もない。
さらに、スシローでは持ち帰り顧客とイートイン顧客の動線を完全に分離するなど、合理的な店舗設計がなされている。最近ではデュアルディスプレイになっている店舗もあり、家族で注文権を奪い合うこともなくなる。
このスムーズな体験価値こそが、高いリピート率に直結しているのだろう。とにかく効率化、DX化への果敢な投資を感じる企業だ。
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回転寿司業界は、急成長を遂げるはま寿司の追い上げや、安定したキャラクター性を武器にするくら寿司による三強構造が続いている。しかし、スシローが持つ「メニュー変化」「価格の多様性」「デジタル効率化による快適な体験」という総合力は、頭一つ抜けている。
スシローは進化が止まらない。時代に合わせてドンドン変わり続けるので、つい来店してしまう魅力があるのだ。
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