高市首相の「ゴキブリの輪廻」などX連続投稿に「暇なのか」と冷ややかな反応

高市早苗首相のX連続投稿が話題になっている。政策の説明から自身をめぐる疑惑への反論、さらには首相公邸で遭遇したゴキブリの話まで内容は多岐にわたる。8月14~23日の10日間では37件に達した。

「終日、公邸で過ごす」に長文で反論

特に注目を集めたのが8月22日の投稿だ。高市首相は、新聞などの首相動静で休日に「終日、公邸で過ごす」と記されることについて、公邸には会議室や通信設備が整っており、秘書官との打ち合わせや資料の確認などを行っていると説明した。

さらに、外出すればSPや官邸職員の負担が増えるため、休日や早朝、夜間は必要がない限り公邸から出ないようにしていると説明。「公邸も職場」なのだと強調した。首相としては、「公邸にいる=休んでいる」という印象を打ち消したかったのだろう。

なぜかゴキブリから「輪廻」の話へ

ところが、その後の投稿は意外な方向に展開した。高市首相は、公邸について「オバケに会ったことは無い」としたうえで、最近までゴキブリに遭遇して叫び声を上げていたと告白した。

さらに、子供のころから手塚治虫の『火の鳥』が好きだったとして、ゴキブリの命も長い輪廻の中に存在しているのかもしれない、という趣旨にまで話を広げた。秘書官が駆除剤を手配したところ姿を見なくなり、「少し淋しいような、悲しいような…。」ともつづっている。

「なにこれ、、暇なのか、、、」

これに対してSNSでは、「休日も公邸で仕事してますアピールではないか」「どうでもいい話」といった冷ややかな反応が相次いだ。中道の前衆院議員、五十嵐衣里氏も「なにこれ、、暇なのか、、、」と投稿している。

もっとも、高市首相が本当に「暇」なわけではないだろう。首相の仕事は、表に出る日程だけでは測れない。しかし国民からそう見えてしまうことは政治的には問題だ。首相周辺からは「マスコミが報じてくれない」という不満があるとの説明も出ている。

首相の仕事は「Xで説明すること」なのか

SNSを使って政治家が直接国民に説明することは、今や当然だ。既存メディアを通さず全文を伝えられるメリットも大きいが、首相という立場では話が違う。

政策について疑問や批判があるなら、本来は記者会見や国会などで説明し、質問にも答えることが求められる。Xに数千字を書き込むだけでは、政治家から国民への一方通行の発信になりかねない。

まして政策説明、自身への批判への反論、公邸での生活、オバケ、ゴキブリまでが次々と同じタイムラインに流れてくれば、重要な政策メッセージまで埋没してしまう。ゴキブリの輪廻について考えることも自由だが、国民が首相に期待しているのは、別の仕事ではないだろうか。

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