出口理佐です。
ザルツブルク滞在も最後の一日となりました。翌日は帰国のための移動日です。
朝からきれいな青空が広がり、体調も良く、お腹もちょうどよく空いています。以前から気になっていた旧市街の「カフェ・トマセリ(Café Tomaselli)」へ行ってみました。

緑色と白のストライプが目印のカフェトマセリ。
左手に開催中のザルツブルク音楽祭のウィーンフィルハーモニーのバナーが見えます。
カフェ・トマセリはアルター・マルクトにある、300年以上の歴史を持つザルツブルク最古のカフェです。
ちょうどザルツブルク音楽祭の真っ最中で、近くには「WIENER PHILHARMONIKER」の大きなバナー。運よくテラスの端の席に座ることができました。左側には誰もおらず、観光客で賑わう旧市街の真ん中にいながら、とても落ち着きます。
メニューには、モーツァルトもおそらくこのカフェで「アーモンドミルク」を楽しんだのではないか、と書かれています。断定していないところが奥ゆかしいですね。

右がモーツァルト・ベッヒャー。銀色のお盆にグラスのお水はウィーンのカフェと同じです。
私が注文したのは「Mozart-Becher(モーツァルト・ベッヒャー)」、12.10ユーロと、アメリカンコーヒー。
運ばれてきた瞬間、「2人分頼んでしまった?」と思うほどの大きさです。
チョコレート、バニラ、モーツァルトの3種類のアイスクリームに、モーツァルト・リキュール、生クリーム、チョコレートソース、アーモンドスライス。てっぺんには、自家製メレンゲで作ったピンク色のト音記号が立っています。

モーツァルト・ベッヒャー。ピンクのト音記号がザルツブルクらしいですね。
中に3種のアイスクリームがひそんでいます。
さすが音楽の街ザルツブルク。アイスクリームの上にまで音楽が乗っています。

トマセリの刻印がある銀色のお盆。
銀色のトレーにも小さく「TOMASELLI」の刻印がありました。こんな細部にも老舗らしさを感じます。

トマセリの2階。

Salzburger Nockerl Torte。
一人分があるのはありがたいです。
会計後、お手洗いを借りるため2階へ上がると、木を多用した落ち着いた店内に、シャンデリアや昔ながらの椅子が並んでいました。2階にもテラスがあります。夏は外が気持ちいいですが、冬なら歴史を感じる店内で温かいコーヒーをいただくのも良さそうです。
ケーキのショーケースでは「Salzburger Nockerl Torte」も発見しました。ザルツブルク名物のザルツブルガー・ノッケルンは、本来は一人では到底食べ切れないほど大きなデザートですが、これなら、大丈夫そう。次回のお楽しみです。
さらに店のすぐ近くには、屋外席だけの「Kiosk Tomaselli」があります。音楽祭期間中の夕方には「Festspiel Aperitivo」も開催されていました。

トマセリ・キオスク。テラス席のみでした。
今回の滞在では、クルレンツィスの忘れられないコンサートがあり、少し足を延ばしたアッターゼーでは美しい自然に包まれました。そして街に戻れば、こんな歴史あるカフェがあります。

8月19日、ザルツブルク音楽祭、クルレンティスのコンサート。
ブラームスのドイツレクイエムの後の、カーテンコール。
世界最高峰の音楽、美しい街並み、すぐ近くにある自然。旧市街はコンパクトで歩きやすく、一人旅でも安心して過ごせます。車はほとんど走っていなくて、観光客を乗せた馬車だけがカッポカッポと通り過ぎていきます。ときどき、馬の落とし物があり、踏まないように注意しなければなりませんが。

ザルツブルク中央駅から鉄道で1時間半ほどの、アッターゼー。
ふたりのグスタフ、クリムトやマーラーにインスピレーションを与えた場所です。
昨年に引き続き、行ってきました。

ホテルの窓からの風景。馬車がカッポカッポと観光客を運んでいます。
青空の下、トマセリの端の席でアイスとコーヒーを楽しみながら、健康で、お腹もちょうどよく空いている。当たり前のことが、とても幸せに感じられました。
ザルツブルクは今回、私にとって、かなりお気に入りの街になりました。







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