出口理佐です。
東京・田園調布の閑静な住宅街にある「il RISTORANTINO EFFETTO(イル リストランティーノ エフェット)」は、国産食材にこだわったイタリア料理店です。

エフェットのエントランス
向原季幸シェフは銀座「アロマフレスカ」と系列店で7年間研鑽を積み、イタリア料理をベースに、日本の四季や食文化を取り入れた料理を提供しています。

雪化粧かぼちゃのポタージュ。3か月追熟させて甘みをひきだしています。
この日は、3カ月追熟させて甘みを引き出した雪化粧かぼちゃのポタージュからスタート。スプーンですくわないと最後まで飲めないほど濃度があり、かぼちゃそのものの味が凝縮されています。

「八寸」海老と蛤のブラマンジェ、全粒粉のクレープに生ハムとリコッタチーズ、青さとお米のチップスにイカとキャビアライム
続く「八寸」は、海老と蛤のブラマンジェにレモンマートルの泡、全粒粉のクレープに生ハム、プルーンジャムとリコッタチーズ、お米と青さのチップスにアオリイカとキャビアライムなど、小さな料理の盛り合わせです。

鱧のフリットにスマック、梅干しのタプナードソース
愛知県三河産の鱧は、強力粉と炭酸水の衣で軽いフリットに。梅干しのタプナードと酸味のあるスパイス、スマックを合わせます。鱧と梅という日本料理の王道が、違った表情を見せます。

しめ鯖、セミドライ巨峰、大葉サルサベルデ
涼しげなガラス皿で供されたしめ鯖には、大葉のサルサヴェルデ、カラスミのソース、芽ねぎ、セミドライの巨峰。鯖と果物の組み合わせから、10年ほど前、パリの「David Toutain」で、鯖に桃かプルーンを合わせた料理を食べたことを思い出しました。

新潟県南魚沼産の八色椎茸、ピチ。
この日一番のお気に入り。すぐにでも、また食べに行きたいです。八色椎茸、素晴らしい!!
この日、特に気に入ったのは、新潟県南魚沼の八色椎茸を使った手打ちパスタ「ピチ」。太い麺は弾力があり、しっかりアルデンテ。細かく刻んだマッシュルームのソースがよく絡み、おそらくパルミジャーノと思われるチーズが糸を引きます。肉厚な八色椎茸を噛むと豊かな香りが広がり、茸とチーズの香りが混ざり合って、なんとも幸福な気持ちになりました。

ホロホロ鳥の焼き加減が最高でした。皮がパリッと、身がしっとり。黄ゆずと青唐辛子のソース!!
ホロホロ鳥は皮がパリッと香ばしく、胸肉はしっとり。黄柚子と青唐辛子のソースがピリッとアクセントになります。数日前の料理教室で鶏肉に火を通しすぎ、火入れの難しさを実感したばかり。絶妙な焼き加減に、改めてプロの技術の高さを感じました。

青森県産ヤマドリダケ、国産ポルチーニも美味しいですね。
青森県産ヤマドリダケ、つまり国産ポルチーニを使ったリゾットも、茸の香りと旨味が楽しめる一皿でした。

無花果のデザート。実のコンポートと葉っぱの香りのアイスクリーム。
実山椒とゴルゴンゾーラが潜んでいます。
デザートは無花果のコンポートと無花果の葉のアイスクリーム。青山椒の実やゴルゴンゾーラチーズも添えられ、甘味や塩味、香りが重なります。無花果の葉のアイスは2年前、パリの三ツ星「アルページュ」で食べて感激し、自宅でも作りたいと、この春からテラスで無花果を育てています。ちょうど葉が茂ってきたので、私もいよいよ自家製アイスにトライしたいと思います。

このパンは手のひらサイズ。焼きたてで、なにもつけずに美味しい。
二つ目はお土産にして、翌朝いただきました。エフェットの楽しさが続いている感じ。
北海道産小麦「ゆめちから」で作る小さな食パンも焼きたて。二つ目は持ち帰ることもでき、翌朝、少し温めて何もつけずにいただきました。小麦の風味が感じられ、朝からうれしくなるおいしさでした。

ミニャルディーズは、生チョコと焼きたてフィナンシェ。
毎回焼きたてフィナンシェを出してくれるのって、すごくないですか!
食後には苺の香りのハーブティーと、こちらも焼きたてのフィナンシェ、生チョコ。温かいフィナンシェの香ばしさと、苺の香りのお茶がよく合います。
食事のときの、ワインやノンアルコールカクテルも種類が豊富、ビールも何種類かありました。
日本各地の食材の持ち味を生かしながら、イタリア料理として楽しませてくれるエフェット。この日のディナーコースは12,000円。このメニューは10月いっぱいくらいまでだそう。季節が変われば、また違う日本の味に出会えそうです。
■







コメント