女性支援団体Colaboをめぐって、衝撃的な告発が飛び出した。元スタッフらが、仁藤夢乃代表によるパワハラや、支援対象となった少女たちの個人情報の不適切な取り扱いがあったとして、理事や監事らに告発文を送付したという。
【参照リンク】女性支援団体Colabo元スタッフが告発文 「少女たちを無断撮影」「スタッフにパワハラ」 Colabo側は全否定
もちろん、現時点では元スタッフ側の主張であり、第三者による事実認定はない。Colabo側も「事実ではない」と全面的に否定している。
それでも注目されるのは、告発内容がColaboの掲げてきた理念と真正面から衝突しているからだ。

一般社団法人ColaboのHP
女性の尊厳を守る団体で「人格否定」?
報道によると、告発文では、仁藤氏がスタッフについて「暗い」「可愛くない」「常識がない」といった趣旨の発言をしたほか、他のスタッフがいる場で長時間叱責したなどと主張されている。
また、十分な教育体制がないまま大量の仕事を任された、海外同行で自己負担を求められた、といった訴えも出ている。
事実であれば、かなり衝撃的な内容である。
Colaboは長年、女性への差別や抑圧、若い女性が置かれる弱い立場について社会に問題提起してきた。その組織内部で、女性スタッフの容姿や人格を傷つけるような言動があったというのなら、外に向けて掲げてきた理念との落差は小さくない。
支援対象者の個人情報も問題に
さらに深刻なのが、支援していた少女たちの個人情報をめぐる指摘だ。
元スタッフ側によれば、学校や勤務先、家庭環境、交際関係などの私的情報が、本人の十分な同意なくLINEグループで共有されていたという。顔写真の保存や管理についても問題があったと主張している。
Colaboが支援するのは、虐待や貧困、家庭問題などを抱えることもある若い女性たちだ。だからこそ、個人情報は一般の団体以上に慎重に扱われなければならない。
「支援のためだった」という理由だけで、どこまで情報共有が許されるのか。ここは第三者による検証が必要だろう。
Colabo側は情報源について警察へ相談
Colabo側は一連の主張を否定し、情報源について警察への相談も検討しているという。Colaboがこれまでネット上で大量の誹謗中傷を受け、その一部について裁判で勝訴してきたことも事実である。
しかし、外部の批判なら「誹謗中傷」と反論できても、実際に内部で働いていた人物から具体的な指摘が出た以上、「事実無根」の一言だけでは疑問は消えない。
問われているのはColaboを支持するか嫌うかではない
人権や福祉を掲げる組織では、ときとして「目的が正しいのだから、自分たちの行動も正しい」という思い込みが生まれる。
しかし、人権とは外部に向けて唱える標語ではない。スタッフの労働環境も、支援対象者のプライバシーも、人権そのものである。
今回の告発が事実かどうかは、まだ分からない。
ただ、女性の尊厳と弱者保護を社会に訴えてきたColaboだからこそ、自らの組織運営についても同じ基準で説明責任を果たす必要がある。
いま問われているのは、Colaboを支持するか嫌うかではない。女性を守る団体は、果たして内部の女性やスタッフも法令に遵じて守っていたのか。
その答えを明らかにするには、感情的な応酬ではなく、第三者による冷静な事実確認が必要であり、疑惑がないというのならば、Colaboには身の潔白を証明してほしいと思う。
【参照リンク】女性支援団体Colabo元スタッフが告発文 「少女たちを無断撮影」「スタッフにパワハラ」 Colabo側は全否定







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