横浜市長選挙。組織の強さと参政党の勢いとリベラルの退潮と

昨日投開票された横浜市長選挙は、原沢あつみさんの当選という結果になりました。

原沢あつみ氏 HPより

得票は約55万票、得票率は4割近く。2位に30万票以上の差をつける圧勝です。

投票率は45.56%で、前回から約4ポイント上がりました。全18区で前回を上回ったのは前向きな材料ですが、それでも50%には届いていません。

投票率が伸びきらない選挙では、組織の力がものを言います。自民・維新・国民民主などの推薦を受け、組織を固めた原沢さんが順当に勝ち切った、というのが全体の構図でしょう。

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むしろ注目すべきは2位以下です。

選挙前は、原沢さん、前市長の山中さん、立憲県連が支援する中谷一馬さんによる三つ巴という見方も少なくありませんでした。

ふたを開けてみると、次点に入ったのは参政党・再生の道が推薦した福山あつしさんでした。約23万票です。

前回の市長選にも出馬していた方ですが、今回は政党の推薦を得て票を大きく伸ばしています。若い世代では原沢さんと拮抗したという分析もあります。

首長選挙は、国政選挙以上に「組織」と「知名度」の勝負になりがちです。その中で、新興政党の推薦候補が既存政党の候補を上回った意味は小さくありません。

来年の統一地方選挙。参政党はやはり台風の目になるでしょう。

地方議会選挙は首長選よりもさらに少ない得票で当選ラインに届きます。今回の得票の伸びがそのまま地方議員選挙に向かえば、各地で議席を大きく伸ばす可能性があります。

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もう一つ目を引いたのは、共産党の結果です。

共産党公認の候補は約8.9万票で6位。無所属で市民団体代表の藤川さちこさんが約9.8万票で、これを上回りました。

政党の公認候補が、組織を持たない市民活動家系の候補に及ばない。ここ数年続いている共産党の退潮に、歯止めがかかっていないことを示す数字だと思います。

そして、立憲県連が支援した中谷さんは4位でした。

過去2回の市長選で山中さんを支えた立憲が、今回は別の候補を立てたものの、山中さんにも届かなかった。共産党の結果とあわせると、総じてリベラル陣営には厳しい選挙だったと言わざるを得ません。

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最後に、少し個人的なことを。

中谷一馬さんは1983年生まれ。私と同い年です。

所属する党は違いますが、同世代の政治家として、その発信力や行動力には一目置いてきました。今回の結果は本人にとっても悔しいものだったと思います。

ただ、まだまだ若い。政治の世界ではこれからの世代です。

個人的には、立憲という枠にとらわれず、自分の看板で勝負する道を選んでもいいのではないかと思っています。

捲土重来を期して、また挑戦してほしい。同世代として、そう願っています。

落選の森への出演もお疲れさまでした!ここから這い上がろう。


編集部より:この記事は、前参議院議員・音喜多駿氏のブログ2026年10月18日の記事より転載させていただきました。オリジナル原稿を読みたい方は音喜多駿ブログをご覧ください。

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