「才能ある若い奴らが名を売ることにも金儲けにも興味を一切持たず淡々とゲリラ戦を仕掛けてくる。対価を得て生業としている所謂”プロ”層からするとそんな若者こそが脅威であると共に興味深くもある」。
あるファッションデザイナーが言ってた言葉だけどこれはいろんな分野にも当てはまるのではないか。
「金にも名声にも全く興味がない」といった価値観が理解できない世代からすれば不気味でしようがないだろう。
プロがプロたり得る部分はもちろん残りつつも、対価を得ているからプロ・趣味だからアマ、なんて単純な境目は溶けてなくなっていくのだろう、従来の構図がプロを頂点とする山だったとするならば、今はアマチュアだらけの海の底に圧倒的な才能を持った人間が蠢いているといった感じなのかもしれない。
インターネットでみんながみんな何かしら表現や発信をする世界では「ただ消費するだけの人」がいなくなり、アマチュア表現者同士の「それ、いいっすね〜」みたいな互いの共感こそが、名声や金なんかよりも大事になっていくのかもね。
編集部より;このエントリーは、株式会社キメラ代表取締役CEO、家入一真氏のFacebook2016年10月27日の記事を転載しました。転載を快諾された家入氏に御礼申し上げます。