アップルが新サービスとして、まず米国内で「iTunes Radio」というのを始めるようです。表題記事では、アップルと米国での先行サービス「Pandora」の価格に違いについて紹介しています。広告付きは無料で同じなんだが、広告を外したいときには年間10ドル程度の価格差があるらしい。iTunes Radioの日本でのサービス提供は未定。一方のPandraも日本では視聴できません。
日本の場合、インターネットラジオをストリーム配信する場合、音楽使用料をJASRACへ10曲につき年間1万円支払わなければなりません。さらに流す曲が仮に市販のCD音源だとすると、各レコード会社やアーティストなどへ個別に許可を求めなければならず、現実的にはかなり難しい話になっている。米国では「著作権庁」に登録し、著作権管理団体の規定に応じた楽曲使用料を支払えばすむようです。
米国でもネットラジオと音楽使用料の問題は、依然としてハッキリと解決されているわけではないようです。日本でもサイマル放送以外で個別のネットラジオを開局したりストリーミング配信する場合、前述したように煩雑な作業が必要になる。JASRACも早く著作権の隣接権を整理し、ネット上のストリーム配信に対応しないとまた「日本はガラパゴス」と揶揄されるようなことになりかねません。
ALL Digital Music
Apple、無料の音楽ストリーミング「iTunes Radio」を発表、今秋から開始
※画像はiTunes Radioより。
本を断裁せずに自炊が可能な新型ScanSnap SV600発表 59,800円で7月12日発売
Dream Seed
「自炊」って言葉もずいぶん一般的になってきました。コレは、ちょっと値段が高いんだが、A3まで対応ということでもあり、なにより本をバラバラにしなくてもいい、というところが画期的じゃありませんか。今の平綴じの本ってのは、単にノリで接着してるだけなものが多く、時間が経つとノリが硬化してページが泣き別れになりがちです。なるべく強引に押し広げたくはないので、こうした「優しい」技術ってのはありがたいですね。
US to aid Syrian rebels after concluding regime has used chemical weapons
global post
米国が、シリア政府軍が国際法上禁止されている化学兵器を使ったことを理由として、反政府側への支援を始めようとしているようです。THE WALL STREET JOURNALの記事によれば、その使用が明確になれば、米国はシリアへ飛行禁止区域の設定をし、ヨルダンの米軍基地からの空爆を実行するかもしれません。ここでは、少なくとも100人のシリア人が化学兵器によって殺されたそうなんだが、そのデータはまだ未確認、と書いています。
日本産のラム酒「ナインリーヴズ クリア」がデビュー!
VOGUE
ラム、といえばジャマイカなんだが、日本でもかなりの量のラムが作られています。奄美諸島は米国の統治下だったので、復帰後に酒税上では黒糖焼酎の製造が日本で唯一、認められています。黒糖もサトウキビから作られるわけで、これは米麹の利用を義務づけた一種のラム。米麹を使わずにサトウキビの糖を発酵蒸溜させたものは、奄美以外の場所でも作ることができます。有名なのは小笠原や南大東島のラム。この記事によると滋賀県の湧水と沖縄・多良間島の黒糖を使った「ナインリーヴスクリア」ってのがあるらしい。税込みで4725円。米麹を使わなければ、沖縄の黒糖を使っても普通のラムで酒税は黒糖焼酎より高くなりますね。
韓国は儒教思想に基づく上下関係の厳しい世界。エリートが集まってくるサムスングループでも上下関係は存在し、しかもそれは日本の比ではない。
株式日記と経済展望
韓国へ行くと驚くのは、長幼の序とか男女の別、というのが今でも厳然と息づいていることです。現地でランチを食べてると、横で韓国企業の仕事仲間が集まって食事をしてたりするんだが、上座に座った上司らしきオッサンだけが滔々と何か説教をしている。ほかの若年層や女性社員は神妙な表情で彼のご託宣に恭しく聞き入っていたりします。年上の人に面と向かって酒を飲むのは失礼なので、横を向いてビールを飲むとか、片手でビールを注がず必ず片方の手を添える、とかいろんな「しきたり」がある。どうも直情径行型の人が多いようで、地下鉄の構内でオバサン同士が髪の毛をつかみ合ってケンカしてたりします。中世に迷い込んだ気がすることもしばしば。このブログでは、あの「グローバル企業」サムスンでさえ、上下関係が厳しくトップの暴走を許してしまう土壌がある、と書いています。日本の司法制度についても「中世」と揶揄されているわけで人ごとじゃないんだが、こうしたアジア的中世的な考え方から脱却しなければ、これから成長するのはなかなか難しいのかもしれません。
アゴラ編集部:石田 雅彦