議会人は、組織人である前に、士であれ

東京の維新を除籍されたという三鷹市の市会議員の方のアゴラに掲載された一文を読ませていただいた。

おう、なかなか立派なものだ、というのが率直な印象である。

議会人は、まずは自立することである。
自分にとって政党が役に立つのであれば、政党に所属することを選ぶことに何の問題もないが、自分の所属する政党が自分の活動の妨げになったり、無理なことを押し付けるような存在になった時は、そういう政党はご自分にとって何の価値もない政党になってしまったのだから、そういう時はさっさとそういう政党から離れられて、ご自分の独自のネットワークの構築に邁進されたらいい。

議会人は組織人の前に、士であって欲しい、というのが私の願いである。

維新が自分の活動の拠り所になるのであれば維新の旗を掲げ続ければいいが、この方にとってはご自分の活動の幅をどんどん狭めていく方に維新という組織が働いていったようである。
一時的であろうと志を共にした人たちと袂を分かつのは寂しいところもあるだろうが、それ以上に新しい仲間を獲得されたようだから、結構なことである。

常に前を向いて走れ、というのが私のアドバイスである。
常に一歩だけでも高みを目指せ、というのが私のアドバイスである。
過ぎ去ったことについてあれこれ言うのはほどほどにして、常に新しい仲間と大きな夢を語れ、というのが私のアドバイスである。

見どころのある若者の一人だと思っている。

希望の塾に参加されていたと聞くが、小池さんはこういう若者の心にも火を点けたんだな、と改めて小池さんはいいことをした、と感謝している。

小池さんに心に火を点けられた若い方々がこれからどれだけ大きくなられるか、楽しみに見守っていこうかと思っているところである。
とにかく、ご自分の持ち場でしっかり頑張られることだ。


編集部より:この記事は、弁護士・元衆議院議員、早川忠孝氏のブログ 2017年5月6日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は早川氏の公式ブログ「早川忠孝の一念発起・日々新たに」をご覧ください。