砥部町(愛媛県)の名物職員・田中弘樹さんとゆっくり意見交換しました。
田中さんは、全国に先駆けて、公共施設のアセットマネジメントなどを導入した会計のスペシャリスト。
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「地方自治体を応援するメディア」
最近は、地元の松山大学などと連携して、「公会計を知ることで、マニフェストを読む力を伝えたい」と活動の幅を広げています。名付けて「砥部町まちづくり体験塾」
具体的には、
1)町のインフラ施設などを見学
2)参加者が、グループごとに、町役場の総務部長、福祉部長、建設部長・・・議会役などに分かれて、予算の確保や部局間調整などをゲーム感覚で体験(=SIM2030砥部)
3)どのグループの2030年の姿が望ましいか、参加者が模擬投票
という流れ。
財政の中長期的な見通しを踏まえ、何に重点的に投資するかを、実地の肌感覚+ゲーム感覚で学ぶことができます。
参加した大学生は、「まちづくりの難しさを体感することができた」と言っていたそうですが、「まちづくりには絶対の正解は存在しない」ことをよく理解することで、誰か一人のヒーローにお任せすればいいのではなく、「少しでも良くするためにみんなで知恵を出し合おう」という気持ちが芽生えてきたのでは、ないでしょうか。
「これより天下のことを知る時は、会計もっとも大事なり」
坂本龍馬の言葉をもう一度噛みしめてみませんか。
もっと知りたい!
●体験してみた!対話型シミュレーションゲーム「SIM石川2030」
<井上貴至(長島町副町長(地方創生担当)プロフィール>
<井上貴至の働き方・公私一致>
東京大学校友会ニュース「社会課題に挑戦する卒業生たち」
学生・卒業生への熱いメッセージです!
<井上貴至の提言>
杯型社会に、求められること
編集部より:この記事は、愛媛県市町振興課長(総務省から出向)、井上貴至氏のブログ 2017年6月23日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は井上氏のブログ『井上貴至の地域づくりは楽しい』をご覧ください。