製品よりも先に自分自身のトーン&マナーを考えよう。- 小川浩( @ogawakazuhiro )

今日は軽い話ながら、少し毒を吐いてみたいと思います。

起業家は太ってはならない。そう思います。マーケティングやセールスの責任者もメタボ体型であってはなりません。かっこわるい人に売られる商品はかわいそうだし、買う消費者にも申し訳ないからです。
豚でもカッコいいのは『紅の豚』くらいのものですから。ビジネスにおいても、見かけで8割、はあります。

広告業界にはトンマナ(トーン&マナー)という言葉があって、五感すべてに関わるデザインやムードや感性を重要視します。自分たちの製品のトンマナを考えるのは当たり前ですが、起業家は自分自身のトンマナを考えなければならない時代に来ています。TVだけではなく、USTのように、いつでもどこでも人に見られてしまう時代になっているのですから。


僕はいわゆるショートスリーパーで、一日4時間睡眠が普通でしたが、最近は改心して(?)なるべく6-7時間寝るようにしています。睡眠が足りないと気力も判断力も落ちるからです。

20代の頃までは空手やキックボクシングといった激しい格闘技をしていたので、ジムでのトレーニングのように単調な運動に興味が持てずにいましたが、最近は体型維持のためと割り切って、週に二回のワークアウトを続けています。体力が落ちると気力が落ちるからです。

タバコは吸いません。自分の肺を汚すだけでなく、周囲の環境も汚すからです。何より臭い・・・。
僕も、残念ながら見た目麗しい要望に生まれついてはいないので、せめて自分が気を使うことで保てる範囲で相応の努力はしています。

人間にはいろいろ悪癖は必要で、特に大きな不安やリスクをもって何かに挑戦する人ほど、偏った刺激に依存しがちなのですが、それでもやってはいけないのは、自分の見た目をスポイルしてしまうことです。

Apple製品が、枯れた技術の組み合わせに過ぎず、分かってしまえばすぐに真似されてしまう程度の製品であることは誰でも分かっていますが、それでも世界中の人に圧倒的な支持を受けるのは、組み合わされた技術に込められた豊かな創造性(魂)と、それを体現する美しく洗練された見た目(肉体)があるからです。
つまり、Appleほど、外見にこだわるメーカーはなく、そのこだわりを人々は愛するわけです。

それが分かっていながら、自分たちの製品に奇妙きてれつなネーミングをしたり、がさつな外見を与えたりしてはならない。そして、そういう姿勢を社員に示すためにも、経営者は自らの見た目に責任を持つべきです。高い服を買う、それもありでしょう。しかし、それ以上に、気力を保ち肉体を鍛えることによって、自身のトンマナの品質を向上することが大事だと考えます。

そう、自分自身のトンマナ。
上昇志向を持つ人なら、日々それを維持するための努力や工夫を続けることを考えましょう。

コメント

  1. base_ball_fan より:

    申し訳ありませんが少し毒を吐かせていただきます。この記事、個人ブログででも書かれるのがふさわしいレベル内容のではないでしょうか。公に論ずるべき普遍性が感じられないのです。私にはそのズレがかっこ悪くみえます。これはトンマナでは無い?

  2. はんてふ より:

    >公に論ずるべき普遍性が感じられない

    私もこれに同意します。
    大よそ、議論を喚起しようという内容でもなく、
    これでは単に小川さんの独演のように思われます。

    アゴラの読者は、「外見が大事」くらいの事は
    教わらなくても知っているわけであって、
    そこから先の話をしたいわけです。
    もしくは哲学的に、「外見が大事」の前、現前性の
    話でもしたいんだと思うんですよ。

    少なくとも、他の論者の方は、そこから先の話は
    当然のように提示しておりますので、
    小川さんだけ特別扱いとは如何なものでしょうか。
    これではまるで、キムタクのエッセイのレベル
    ではないですか。

  3. sil より:

    見た目の助けを借りないといけない程度の能力の人はそうしなさい、ってことですよね

    本当に能力があれば、見た目がどうあろうといいんじゃないですか?

  4. superjuju より:

    ん~。。。
    だったら、「日本語の作文技術」程度の日本語校正力も欲しいですね~。「、」「。」の使い方。

    「Apple製品が、枯れた技術の組み合わせに過ぎず、分かってしまえばすぐに真似されてしまう程度の製品であることは誰でも分かっていますが、」

    上記は、雑誌・新聞レベルの最低限の日本語の技術も満たしてないような気がいたします。

  5. はんてふ より:

    「IT系の書籍の著者は口述でライターを使われる方が多く、特に経営者の本はまず間違いなくライターさんが入っていますが、僕たちはちゃんと自分で書いています。ライブに行ってクチパクだったらいやでしょう?お金出して買っていただける以上、代筆は死んでも嫌なんです」

    ↑小川さんのツイッターの発言より。

    例えばこのエントリーにしてもね、内容は
    「見かけがビジネスでは大事だから、僕は太らないように
    注意したい。皆さんも気をつけては如何」
    です。

    それが主題。それに、どうでもいい述語と修飾語が延々と
    連なっている。ワークアウトなんて単語はどうだっていいんだ。
    代筆を非難するなら、それなりの長文を書くべきだと
    僕は思う。

    だけど、コメント欄の皆さんも、小川さんのこれからの
    文章に期待しているから、苦言を呈しているわけで。
    僕らは、文章もちゃんと書ける実業家というものを
    アゴラに望んでいるんです(たぶんね)。

    谷崎潤一郎の「文章読本」なんて参考になりますよ。
    まあ・・・名実業家が必ずしも名文家ではない、という話
    もありますから(だとしたら何故アゴラに)。

  6. akiteru2716 より:

    >1-5

    アゴラの「ベンチャー」カテゴリーのエントリーは、全体的に「論ずる」性格のものでは内容に感じます。読みたい人は読めば的なもので、興味がなければスルーしてねところじゃないでしょうか。

    私も以前、iphoneのCMの転載みたいなエントリーに「CM枠ですか?」ってコメントしたことがあります。が、アゴラ自体が「起業塾」というのをやってる面もあり、私自身は興味ないですががこういう一面もあるのだろうとの認識です。

  7. 海馬1/2 より:

     ユニクロが福祉事業に着手するそうですね。
    若者の物離れ(消費減退)も企業のとんまなトンマナにあるのでしょうね。
     tvCMで、夢を売っても、従業員がしやわせになってない。
    自動車会社の労働者が既に2人イってしまいましたw