Androidの未来を見る - 宮本 太司

アゴラ編集部

スマートフォン 世界市場規模は今や3億人以上に達しました。

そのうち、Androidは普及台数 : 1億台 出荷台数 : 40万台/日 アプリ: 25万個の市場にまで成長しました。先月6月には、アメリカのスマートフォンのOS市場でAndroidが首位に立ったと報道されました。アプリに関しては、日本でもAndroidのカメラアプリ「FxCamera」は1,000万ダウンロード達成しました。無料提供したアプリで広告費 月額60万円を稼ぐというビジネスモデルを創り上げたのは、日本のAndroidディペロッパーもポジティブな話題となるでしょう。

そして、今日のニュースサイトの記事にもありましたが、ライフスタイルが変わる? 未来のテレビってどんなもの?家電製品などにOSが搭載され、僕らのライフスタイルがどう変化して行くのか。


今後は、テレビ、冷蔵庫、洗濯機など我々のライフスタイルに欠かせない家電製品などにもAndroid OSが搭載され、スマートフォンやタブレットとの連携を実現して行くでしょう。

インターネットでは、人と人とが繋がる「人」のコミュニケーションでしたが、家電製品などにAndroid OSが搭載されると、物と物のコミュニケーション。家電製品とモバイルのコミュニケーションが実現することになる。さらにソーシャルグラフにより、人とのコミュニケーションへと広がる新たなライフスタイルが待っているなんて、とても楽しみな未来です。

自宅家電の消費電力などもソーシャルグラフにより共有できるので節電などにはみんなが力(情報共有)を合わせられる新しいライフスタイルの未来がもうそこまで来ている。

身近なAndroid OSを搭載した家電製品は、Google TVじゃないかな。検索はもちろん、音声検索などもできるだろうから、僕らが少年時代に見た、映画「バックトゥーザーフィーチャーⅡ」の未来に出て来た大型スクリーンTVのようなモノが、もうすぐ家庭に登場するんだろうな。主人公 未来のマーティーが声でチャンネルをテレビに向かって言うと全てのチャンネルが出てくる。さらにテレビ電話シーンで上司に怒られる場面もありましたね 笑あのシーンはすでにSkypeや、Google+ ビデオチャットで実現できます。GoogleTVは、まだテレビチャンネルとYoutubeの2画面しか再現できないが(去年ニュースで見た)、今後は映画のようなことが実現していくでしょう。いやして欲しい。

そして「バックトゥーザーフィーチャーⅡ」といえば、一番印象に残ったのが未来の車。全車飛んでいるのは、小学生の僕にはかなり衝撃でした。それから空飛ぶ車について、いつ市場に出るのか調べてことがあるぐらいです 笑

そう、未来の車。ここからは僕の予想になりますが、Android OSが搭載された未来の車について予想してみたい。

実は去年の秋にWEB上で流れたニュースなのですが、Googleは既に無人で動く車を試験走行させているのです。どう動かしているかというと、Google MapはNASAと提携しているのですが、今までの膨大なデータを使いGoogleの人工知能を搭載したプリウスにGoogle Mapのデータを送りアメリカ本土を2010年の時点で22万5千キロを無人で自動走行していることに成功しています。

1つ事故が起こったみたいだが、他の車がGoogle車に突っ込むという事故なので実質Google車が引き起こした事故ではない。これにAndroid OSが搭載されれば、鍵、BGM、映像、Navi、防犯セキュリティ、etc..など今までの車の機能がひっくり返ることになります。

もちろんそれらの役割は、スマートフォン、タブレットが活躍することになるでしょう。Androidアプリ開発のカテゴリも更に増えるわけです。さらに、自動運転ということにより、事故が減り、飲酒をしても送り届けてくれるということが予想され、大きな経済効果も期待できると筆者は予想します。まぁた違う面で税金が上がりそうな一面ではあるが…

Googleにもローカル広告収益が大きく期待されるはず。Googleのローカルサービス、Googleプレイスです。日本ではあまりしられていませんが、登録したプレイスオーナーは、クーポンを提供できるのです。まだ日本ではプレイス検索があまり定着していませんが、今後自動走行している車内では、かなり暇な時間ができ、車でプレイス検索やメールチェックなどが当たり前になるかもですね。

そうなれば、Googleの広告収益 90%以上のビジネスモデルが発揮され、Google Mapに広告が出るようになるんでしょうね。ビジネス面でも、時間の効率が上がり、フロントガラスがディスプレイでGmailを使う日もそう遠くないかも。

将来的にはGoogleから車もリリースされるかもしれませんね。Googleロゴの入った車なんて、イケてると思いませんか?

(宮本 太司 LINE-UP株式会社 代表取締役)