民主党代表選のゆくえ - クズ手牌は役マンにバケるか?

石田 雅彦

いよいよ今日の午後には新しい民主党代表が決まり、明日には新内閣という運びになります。ネット上のブロガーたちも政局騒動にかしましい。今日はそれらをかいつまんで並べてみました。


新内閣の組閣からすぐの9月半ばには臨時国会が開かれるわけです。このブログは、三党合意を見直すかどうかで代表選の帰趨が決すると分析。ただ、投票権を持つ民主党の議員の中には、このことの重大さがよくわからないヒトが多いのではと危惧しています。
国会傍聴記by下町の太陽・宮崎信行
「3党合意」が最大の争点に急浮上 きょう民主党代表選

候補者については、C級グルメグランプリだの4風連打か9種9牌だの言われてますが、各候補の得票を予想。首相は取り替えられると妙に冷めたブログ。ただ、役牌ばかりの場合、国士無双狙いもあり得ます。その可能性は限りなく低いですが。
極東ブログ
2011年民主代表選挙はどうなるか

マスメディアと霞ヶ関の官僚は「豪腕」な政治家が大嫌いです。逆に、優柔不断で右顧左眄の政治家が大好きだ。政治家に力があれば官僚は好き勝手ができず、長期安定政権が続けばマスメディアはオマンマの食いっぱぐれになる。だからメディアや官僚は、この国に卓越した政治家が育たないよう、また政権攻撃に邁進してきたというわけです。
政治の季節【稗史(はいし)倭人伝】
総理大臣候補者たちの卑屈とマスコミの増長

1位2位決戦の結果、前原候補が辛勝するのでは、と予想するブログ。海江田候補になった場合、民主党が分裂するかもしれない、とみています。
本質
本日、民主党の新代表が誕生。

表題は違うが、中身の中心は代表選です。いずれにせよ、弱体化した政権ができるのでは、と予想。前原候補の献金問題も取り上げ、いっそのこと法律を改正したらどうかと提案しています。
大石英司の代替空港
ユートピア幻想

おっと、海江田候補はまだ経産相だったんですね。辞表は受理されなかったわけで、みっともないパフォーマンスでした。このブログでは、海江田候補に決まれば原子力行政は菅首相よりも後退するだろうと予想。
ニコブログ
海江田経産相 ストレステスト後の再稼働、年内

20年も前の記事をほじくり返されたら海江田候補もやりきれんだろうが、当時の彼は野末陳平氏の「弟子」でもあり、経済評論家でもあり、いろんなことをしてましたね。海江田候補の初当選は1993年だから、それより前と言えば前だが、今話題の「事件」なので痛くもない腹を探られるというわけです。
アメブロお茶の間ワイド
次期総理最右翼? 海江田万里氏は安愚楽牧場の広告塔

各候補者の推薦人を紹介してるんだが、細野豪志氏は小沢一郎氏が前もって前原陣営に送り込み、談合が成立したら幹事長あたりに立てる予定のコマだったと思います。稲盛氏は、小沢氏とはともかく、前原候補と今はやや距離をとってるんじゃないでしょうか。
スロウ忍ブログ
民主党代表選各候補者の推薦人一覧。細野豪志は前原誠司を推薦。

このブログは、後半で馬淵候補について言及。サラリーマン経験を積んだ政治家だからといって経済がわかるとも思えないが、人の使い方を知っている、というのは当たってるかもしれません。ただ、馬淵候補が選ばれる可能性はかなり低そうです。
株式日記と経済展望
前原は外相としても、外国人やフロント企業からの違法献金という「政治とカネ」の最たる問題で辞任

豆知識ですね。馬淵候補についての論評で「超有名ブロガー」との関係を解いている。ところで、あちこちネット上を徘徊してみたが、鹿野候補に言及しているブログはほとんどありません。彼がナゼ出たのか、その背景を考えればうなずける話ではあります。
kojitakenの日記
5年前の「きっこ」のウソ記事と「耐震強度偽装事件」と馬淵澄夫と

さて、ここからは平常モード。ブログブームも一段落という今日この頃なんだが、Tumblrというツールの登場で再燃か? という記事です。簡単で見た目も楽しいブログが可能。はてなブックマーク「“Tumblr”を利用した水野美紀さんの公式サイトに「かなり、やる」の声」というのもあり、有名人が盛り上げるとまた違いますね。
メディア・パブ
急成長する「Tumblr」、ビジュアル・マイクロブログ旋風を巻き起こすか

内情は火の車の大手都銀が「為替デリバティブ取引」を中小企業へ売りつけ、国内産業を疲弊させているのでは、というブログ。保険のためのデリバティブなのに為替差益を利用できず、さらに為替には無関係の企業も都銀からの融資欲しさに契約してしまい、予想外の為替変動で損失が出て資金繰りが悪化し、倒産してしまう企業が多いらしい。
わんわんらっぱー
都市銀行が為替デリバティブ取引を売りつけて中小企業から収奪

お掃除ロボット市場は、自動回転ボールが軽いモップを引っ張るだけの安くて簡単なものか、本格的なセンサーを備えた米国製の高価なものか、二者択一です。そこへ東芝が割って入った。「ロボット先進国」と言われる日本が、この市場で覇権?をうかがうらしい。ただ米国で1175ドル(日本はオープン価格)ってのは高いな。
TechCrunch
東芝、ルンバのライバルとなる家庭用掃除ロボット「スマーボ」を発表

民主党代表選の候補で量的緩和に言及してるのは馬淵候補だけなんだが、米国もドル大量増刷第三弾を最後のタマにして市場をうかがってます。鶏が先か卵が先か、という以上に貨幣を刷り増しするってのは、無為無策の最たるもんなんだろうな。
アメリカ経済ニュースBlog
無意味な量的金融緩和(QE3)への期待?

バイトで皿洗いをしたことがあるが、あれも食洗機を使わない手洗いの場合、一種のスキルが必要で、よく皿を割るヤツもいれば、一枚も割らずにバイトを終えるヒトもいます。洗い場に立つと、調理場のいろんな事情が耳に入ってくるのでバイト先の力関係を知るのにも役立つ。で、いい店のオーナーはそうした現場感覚を持っているというブログです。
FOOD STADIUM「編集長のつぶやき」
できる飲食店オーナーは「皿洗い」をする?