著作権団体の思うがままの著作権法改正を許すな!

多田 光宏

久々に怒り心頭です。
文化庁の文化審議会で私的使用のための著作物の複製を認めた著作権法第30条について、抜本的な見直しも見据えた検討が始まるそうです。

コンビニコピー違法化、私的クラウド補償金も!? “私的複製”見直しへ審議

この記事をよると
・コンビニコピー違法化
・スキャナー、プリンター、クラウドから補償金をとる
・違法ダウンロードへの刑罰導入・ダウンロード以外の海賊版複製の違法化
などが検討されているそうです。


さらに複数の自民党議員のtwitterの発言などによると、違法ダウンロードへの刑罰導入については自民党から議員立法を提出しようという動きがあるそうです。

自民党内にて違法ダウンロードへの罰則導入の動き、ただし慎重意見もあり

これらの項目がもし決まれば、ユーザーに対するマイナスの影響は大きく、特に違法なコンテンツのダウンロードを刑罰化してしまいますと、極端な話、ネットユーザーなら誰でも逮捕できるような状況になるかと思います。それでなくても、このような方法で著作権ビジネスの収益が上がるとはとても思えず、結果として誰も特しない状況になると思います。

もちろん今の段階では全て検討の段階です。しかしこのままではユーザーにとって都合のいいように規制が緩和されることよりも、一気呵成に著作権団体の都合のいいように法改正されてしまいそうな勢いに感じられます。私は非常に危機感を持っています。この問題に関しては、ぜひできるだけたくさんの人に関心を持っていただき、できれば各所に抗議していただきたいと思います。

また著作権団体の方にはこういう法律で既得権を守り、旧態依然のビジネスモデルを続けるのでなく、AppleのiTunesやSpotifyのようなイノベーションを起こすことで収益を得る方法を真剣に考えていただきたいと思います。そうしなければいずれ業界自体が衰退するのは目に見えています。まあそういう認識ができるほど柔軟な方たちではないということは百も承知ですが。

平成の龍馬(多田光宏)
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