東日本大震災に伴う東京電力福島第一原子力発電所の事故により、今もなお多くの避難者が自宅へ帰ることのできない生活を送っています。原発事故の影響では、とりわけ低線量放射線の長期被ばくについて多くの議論があり、世界中の研究者や論者がそれぞれの立場から意見を戦わせています。
アゴラ研究所はこのたび原発を含めたエネルギー政策を公平に研究し、社会へ広く提言するための「仮想シンクタンク」GEPR(グローバル・エネルギー・ポリシー・リサーチ)を立ち上げました。GEPRでも原子力発電を含むエネルギー政策や放射線の影響などについて、最新の研究成果や専門家の意見を掲載し、公平で客観的な議論をするための材料を提供しています。
というわけで、2012年最初のアゴラ今週のテーマは「低線量放射線の長期被ばくについて」です。
広島長崎の原爆の影響やチェルノブイリの原発事故など、医学的にも長期的な追跡調査がなされてきました。それらの知見は正しいのか、バイアスは全くかかっていないのか、低線量の閾値があるかないか、など、みなさまの意見、ご投稿をお待ちしております。