被選挙権の現状は憲法違反か

アゴラ編集部

選挙。供託金。立候補に必要な日本の供託金がめちゃくちゃ高い、没収される基準が厳しい、という話なんだが、これについてはいろんな意見があります。
表題ブログでは、日本の選挙制度は貧しい人に被選挙権を与えない差別的なものだ、と書いている。結果として、女性や若者、既得権者の子弟縁者、そして政党に頼る人以外、政治家として政治に参加しにくいようになっているのでは、というわけです。
泡沫候補や売名行為を排除するためという理由がある一方、基本的人権に違反する、という意見も根強くある。政党がこの矛盾の受け皿になっている、という反論も出そうなんだが、現状をみれば説得力はほとんどありません。
こっちの「Living, Loving, Thinking」は、表題ブログから引いて政党助成金と供託金について述べている。派閥のボスがカネを配るための政党助成金、そして供託金は愛国的に国庫へ寄付できる制度なので金持ちは落選覚悟で立候補すれば、と書いています。
カルトvsオタクのハルマゲドン/カマヤンの燻る日記
日本の供託金はイギリスの33倍


デジタル化。コダック。マスメディアに長くいる人にとって、コダクローム(KR)とかトライXはなじみ深い名前だと思います。フィルム時代は今や昔、コダック社も破たんというわけで、このブログは同社のデジタル系特許の少なさを紹介。さらに「続編」では、オリンパスからの人材移籍が同社の再生失敗のターニングポイントになったのでは、と分析しています。筆者の知人も90年代の初めごろ、コダック社にヘッドハンティングされそうになり止めたんだが、あのころ移籍してたら大変なことになってただろう、と述懐していました。
ヒット商品の分析ブログ
米コダックの破綻とその特許

サッカー。本田圭佑。CSKAモスクワからの移籍話が進んでいるらしいんだが、なかなか難航してる様子です。このブログでは、交渉中のイタリア・セリエAのラツィオの間では移籍金調整は難しいのでは、と書いている。本田選手自身はロシアリーグからセリエAへの移籍を希望しているわけで、なんとか交渉がまとまってほしいと思います。
Sports I need
俺は焦っている

ロボット。兵器。ドローンとか呼ばれている無人航空兵器です。パキスタンでは誤爆が相次ぎ、対米感情が悪化しているわけなんだが、こんなのから攻撃されたら嫌です。地上兵器も無人化、ロボット化が進んでいて、そのうち映画『ターミネーター』の世界が現実になります。
ニュースの社会科学的な裏側
米軍の航空機の三分の一が無人機

IT。マイクロソフト。パソコン時代の終わりとともに、MSも同じ道をたどるのか、それとも巻き返しがあるか、という記事なんだが、タブレット市場でのWindowsOS資産がどう活用されるのか、にかかっているようです。こっちの「ガジェット速報」では、WindowsPhoneが3年後にiPhoneを抜く、と予想した調査を紹介。しかし、ネット上の論争はいまだにMS対アップル、という構図から抜け出せていないようです。
アメリカ経済ニュースBlog
ハイテク製品の出荷台数からみるマイクロソフト時代の終焉?

電子書籍。iBooks Author。誰でも気軽に電子書籍を作ることのできる無料アプリなんだが、アップルのOS X 10.7.2以降でしか動作できません。ライオンへの移行をためらってる人も多そうなんだが、この記事では解決法を紹介しています。
気になる、記になる…
「iBooks Author」をMac OS X 10.6.8で使用する方法

原発事故賠償。電気代。自分ら作った事業計画では虫のいいことを書いているらしいんだが、国有化の期間が10年だけで上場維持、電気代を値上げして賠償するという内容。株主や銀行を救済するために税金で東電株を買う、という政府案もあるようです。東電からの抵抗はかなり根強いんだが、この「Blog vs. Media 時評」によれば、電力会社も料金値上げの足並みがそろわず、東電の料金値上げにはまったく根拠がない、と断じています。
Dendrodium
東電救済「総合特別事業計画」案

女子文化。パギャル。隠れキリシタンみたいなもんなんでしょうか。ギャルと知られるのが恥ずかしい女子の気持ち? を調査したレポートらしい。半端なギャルが「パギャル」とはなんともイージーなネーミングなんだが、このブログでは、昭和テイストのヤンキーがキーワード、と分析しています。
情報考学 Passion For The Future
パギャル消費 女子の7割が隠し持つ「ギャルマインド」研究

IT。ソニーとアップル。マイクロソフトで活躍した中島聡氏(UIEvolution会長)の論考なんだが、ソニーがアップルを買収しそうになったころのことを振り返っています。両社の違いから、これからの日本企業が目指す方向性について書いています。
Software is Beautiful
出井伸之氏との面談

増税。政治。消費税増税案には、増税時の経済状況などに対し、かなり高いハードルがもうけられる、という話もあるんだが、このブログでは種々の改革について財務省や霞ヶ関から協力を得るために講じた野田総理のバーター高等戦術なのでは、と推測しています。増税に反対していた産経は、財務省から経理監査が入ってから社論を撤回し始めた、というウワサもあるんだが、やはり官僚の抵抗は根強いようです。
世相を斬る あいば達也
消費税増税に潜んでいるかもしれない裏事情 野田と小沢の互助感応

展覧会。中村正義。練馬区立美術館の企画は、毎回うならされるものがあり、今回もけっこう楽しめる展覧会になりそうです。いいキュレーターがいるんでしょう。日本画というジャンルの線引きがよくわからないんだが、顔彩を使うと日本画なんだろうか。「日本画壇の風雲児 中村正義─新たなる全貌」練馬区立美術館。2012年2月19日(日)~4月1日(日)開館時間、10:00~18:00(入館は17:30まで)。休館日は月曜日。
弐代目・青い日記帳
正義、参上。これが日本画だぁー!


アゴラ編集部:石田 雅彦