日本原子力研究開発機構の裏表

アゴラ編集部

日本原子力研究開発機構(以下JAEA)ってのは、いろいろ役立つ研究開発をしてたりもするんだが、基本的にずっと「原発利権」に組み込まれてきた組織なわけです。OBを社長にした下請け企業を作り、事業を丸投げした下請け先に所得隠しなど不正経理が明らかになった過去もある。現在は、除染のモデル事業がゼネコンへの丸投げ、と批判されているわけで、この「column column」でも除染を利権にするな、と書いています。


毀誉褒貶の絶えないJAEAなんだが、理事長の鈴木篤之氏は、元原子力安全委員長です。だが、原発事故に対する反省の弁、というのは彼から聞こえてこない。平成22年度の理事長報酬は約1000万円。ところが各省庁からの天下り理事は軒並み1000万円超えの高額報酬だったりする。
鈴木理事長には安全委員長時代に「国の審査が多いのは安全上マイナスだ」とか「複数プラントが同時に電源喪失する可能性は低い」という主旨の発言もあり、また委員長在籍中に検査対象のJAEA理事長に応募して批判されています。要するに理事長以下、そもそも襟を正すべきだった組織、というわけ。
で、こっちの「日々雑感」というブログでは、電力業界がJAEAに原発事故の前も後も多額の寄付をしていた、という記事を紹介。JAEAを所管する文科相は非難には当たらない、と擁護しています。
表題ブログは、JAEAが運用していたSPEEDIのデータが一年以上も公表されず、という時事通信の記事から誤報道がなされ、それがネット上のデマにつながっている、という話。誤報道には惑わされないようにしよう、ということです。
Hagex-day.info
千葉放射脳デマ拡散中

バーチャル技術の進歩は隔世の感があります。これにはパソコンの能力の向上が大きい。表題記事は電気通信大の梶本研究室が開発した遠隔でキスを伝達する装置を紹介しています。キスというのは象徴的な行動だと思うんだが、人間の微妙な動きや感覚をインターネットなどで遠くへ伝えることができるようになる、というわけ。で、こっちもキスネタ。「ガジェット通信」では、慶大の「ポスターとキスできる装置」を紹介。しかし公衆の面前でアイドルにキスできますか、そんな恥ずかしい。
Sydoney Morning Herald
Now you can kiss people over the internet

毎年毎年、同じことを繰り返している観のある国会なんだが、またぞろ予算を執行する大元の法案がどうなるか、という話です。なんか去年も同じことをやってたような気がするんだが、去年は菅元総理が退陣と引き替えに成立させた。完全に「政局化」している国会では、政治家連中がいろんな駆け引きをしてるんだが、国民不在も相変わらず。再び去年と同じことが繰り返されたら、本当に救いようがありません。
株式日記と経済展望
実は消費税より重要な法案がある。特例公債法案である。これが成立しないと執行が出来ない

有名人の舌が信用できるとは限らないんだが、このリチャード・エッケバスってシェフはオランダ人ながらミシュランの二つ星シェフらしい。マイケル・ジョーダン、アンドルー・ロイド・ウェバーもファンだとか。黒トリュフとフォアグラの寿司、なんてのも得意というわけで、食べに行って見るのも一興かもしれません。4月8日まで。
VOGUE
タイガー・ウッズやビヨンセを魅了するシェフが、マンダリン オリエンタル 東京に!

東大の広瀬通孝教授らが開発した技術らしんだが、見かけを大きく見せかけ、満腹感を感じさせるようです。表題ブログでは、脳をどれだけだませるのか、と書いている。このメガネ、使い続けていれば、脳がだまされなくなるのでは、ということです。
バフショップスタッフの日記
東大教授が「ダイエットめがね」 仮想満腹感

これはなかなか興味深い考察です。駅の階段なんかで極端なミニスカにしてるクセに、やけに下を気にしながら上り下りする女子高生、なんてのがいますが、なら校則違反のスカート丈になんかするな、と言いたくなります。この記事によれば、35センチならどう考えても下からパンツはのぞかれない、というわけ。もちろん、建築基準法違反の階段なら別です。
ガジェット通信
建築基準法とミニスカートの幾何学による“35cm丈のミニスカートは絶対安全”という証明

人間行動の歴史の中で、ずっと座り続ける、という行為がこれほど敷衍したことはかつてありませんでした。同じ姿勢を続ける、というのもあまりなかったわけで、この記事には思い当たるヒトも多いと思います。筆者も電車なんかで空いた座席を見つけたら思わず座ってしまう。気をつけます。
ロケットニュース24
デスクワークの方は要注意! 一日に11時間以上座っていると3年以内に死亡する確率が40パーセント上昇!!

ファッションもどんどんガジェット化する、というわけで、ウェラブルコンピュータよりこっちのほうが先に流行しそうです。クラブなんかで踊ってたら服が輝き出す、なんて映画みたいなことや広告連動型もできる。気のあった同士の服の輝きがつながる、なんてこともありそうです。
ギズモード・ジャパン
ファッションの再発明? 加速度センサー搭載の光る自転車ジャケット登場!

ヒトの脳の働きが環境によってどう変化するのか、という話なんだが、法律も人間が作ったものである以上、杓子定規に決められるわけではありません。人間が人間を裁くわけで、どうしても斟酌の幅が出てくる。このブログによれば、法律の世界で脳科学研究が盛んになっているらしい。犯罪を犯す側というのはわかるんだが、裁く側の脳の働きを研究してた、というのは意外な感じもします。で、被告人に同情して刑を軽くするヒトほど、相手の立場になって考える脳の部位がよく働いていた、というわけ。これは法律の専門家である裁判官ではなく、裁判員制度の裁判員という一般人について調べた研究、というのが重要らしい。
官庁通信「今日の話題」
『感情を実感』部位が活発化(放医研)

日本医師会の会長選挙で民主党派が敗北した、という記事を紹介しているブログです。現職の会長は民主党寄りだったらしい。医師会というのはずっとコンサバで自民党ベッタリと思ってたんだが、ここんところは民主党寄りの会長だったわけで、さすがに機を見るに敏、というわけです。
遥香の日記
日医会長に横倉副会長…民主寄りの現職破る

東日本大震災では、数多くの重文や国宝級の美術工芸品が被害にあいました。作家の京極夏彦さんが、これら被災した文化財の修復事業をする財団へ寄付するファンドを立ち上げた、という話。ただ寄付金は、電子書籍になった著作の売上げの一部から、というわけで、電子書籍推しの一環、という見立てもできそうです。
eBook USER
古文書などを修復する「京極ファンド」設立


アゴラ編集部:石田 雅彦