日本の創薬に明日はあるか

アゴラ編集部

こないだ薬局で調剤してもらったとき、同じ効能でもパテント切れの製薬が安い、と言われたんだが、日本の創薬というのは世界的にみて製薬会社の規模も小さくて資金力もないし、行政の締め付けも厳しいのでなかなか先進的になりません。とかく厚労行政の不備は指摘され続け、遺伝研究の第一人者、中村祐輔氏が日本から出てシカゴ大へ行ったのも記憶に新しい。で、これはヒトを使わず臨床試験をするシステム、という試み。これが理研のプレスリリース。しかし、どうも小手先感が否めません。製薬会社の合従連衡を進め、トランスレーショナルリサーチの活用、といった医薬界の総体挙げての施策が必要なんじゃないか、と思います。
官庁通信 「今日の話題」
創薬支援システムの確立で日本発創薬を加速


またぞろギリシャを軸に欧州がキナ臭くなってきた国際金融なんだが、こっちの「クーリエ・ジャポンの現場から」の記事では、ゴミ漁りをする紳士もよく見かけるようになったギリシャの厳しい現状を紹介。5月にもと予測されているギリシアの解散総選挙で、緊縮財政否定派の左派が勝てば再び深刻な危機が再燃するかもしれない、というわけです。
moltoke_Rumia1pのブログ
ギリシャ議会解散と欧州債務危機の再燃の恐れ

もう読んだヒトも多いと思われるスティーブ・ジョブズの本なんだが、日本版は電子版を含めてやっと黒字だそうで、これはちょっと意外でした。これはそのへんの裏事情を書いているブログなんだが、講談社は法外なバンスで手付けを払った、というわけです。で、下巻のほうが興味深い内容であり、オーディオブックも、とオススメしています。
Books and the City
今さらかもしれないけど、書いておきたかったSteve Jobsの評伝のこと—Call it passe, but I just had to make a note

1英ポンド、120円くらいですか、それにけっこうニセモノが混ざっている、という記事を紹介しているブログです。分厚くて重くてカサバる硬貨なんだが、他の多くの英国硬貨と同じようにエリザベス二世が描かれている。裏側の図案がまちまちで、これが困ります。しかし、100円程度を偽造して儲かるんでしょうか。
留学ニュース.com
英ポンド、100分の1の確率で「にせもの」

鳥類の卵、というのはけっこういろんな謎があって、ダチョウの卵から抗体を量産する、なんて話もあります。この記事と同じようなんだが、卵の膜を切り傷に貼っておくと治りが早くなる、という技術は東大の研究成果にもなっています。で、太陽電池のほうは、キユーピーが開発費を提供するらしい、という話です。
(*゚∀゚)ゞカガクニュース隊
卵の膜で太陽電池30倍長持ち、米子高専が成果

アップルストアにはいろんなカラオケアプリがあって、好きなのを入れて遊べ、という装置です。ようするに出力モニターみたいなもの。Amazonでみても値段がわかりません。定価は9800円らしいんだが、新型iPadは取り付けられないようです。
Pouch
iPad2でカラオケが楽しめる機械が登場! 使用用途は無限大にありそうだぞ

どうもイマイチ背中を押されない感のあるHulu視聴なんだが、動画を見るのは時間がかかる、というのが大きな理由です。録画はどんどんHDに溜まり続け、ヒマがあったら見ようとするんだが、そのヒマがそもそもない。Huluをノンビリ見てるヒトというのは、どういう人たちなんだろう、と思います。
W&R : Jazzと読書の日々
Huluが料金の見直しをしてきて心揺れてます

睡眠不足というより、サーカディアンリズムと関係がありそうな話です。宵っ張りの朝寝坊がダメなんじゃないでしょうか。いずれにせよ、不規則な生活で食生活が乱れると太ったりします。1年で6キロ、というのは圧倒的だ。
ストレートプレス
睡眠不足は肥満のもと!5.5時間以下だと1年で6kgも太ると判明

ユニークな活動を続ける日英ハーフの女子、スプツニ子!さんについては以前の今日のリンクでも紹介したんだが、彼女がどうやらリクルートに取り込まれたらしい、という記事です。コンセプトに何か共通点があったのかもしれません。
アドタイ
理系アーティストのスプツニ子!氏、リクルートのメディアテクノロジーラボ顧問へ

エロと戦争が技術を進歩させる、というのは昔から言われてきたことなんだが、インターネットも同じです。これはこの「EXTREME TECH」の記事を紹介したものなんだが、1カ月で44億PVという化け物ポルノサイトもある。ユーザーはこうしたサイトに長く滞在し、多くの無駄な時間とサーバー負荷、広告収入を生み出しているというわけです。
ギズモード・ジャパン
こっそりポルノを見るためにネットを使ってる人は、どれほど多いの? 知られざる最新技術で大需要に対応中…


アゴラ編集部:石田 雅彦