今週のテーマ 減らない悲惨交通事故と事件報道

アゴラ編集部

京都で立て続けに悲惨な交通事故が起きました。千葉でも普通では考えられないような不注意運転による事故が起きています。この連休中も交通事故が多発。クルマによって多くの人命が失われています。

京都の事故では、運転が不可能なほど重度な疾病患者の免許所持をどう規制するのか、また若者の無軌道な運転をどう取り締まるのか、さらには常軌を逸したマスメディアの報道姿勢やネットでの匿名書き込みによる加害者探しなど、これらの事故は多くの問題を提起しています。

自動車産業の育成と交通網の整備、産業振興、といった目的のため、狭い国土の日本には高度なクルマ社会が現出しています。赤字鉄道路線の廃止などにより、地方での移動は最早、クルマ無しには考えられません。

クルマ優先の政治行政が減らない悲惨な交通事故をもたらした、という指摘もできそうですし、将来の交通量を考えれば第二東名の開通などは本当に必要なのか、という問題もあるでしょう。ひょっとすると、不景気で自動車運転の負担が増している、と考えることも可能かもしれません。

ということで、今週のアゴラは、日本のクルマ社会と交通事故、またマスメディアの報道やネット文化など、この問題に関する投稿を広く募集します。