ベビーカーを邪魔にする感性

アゴラ編集部

筆者は幸いほとんど通勤ラッシュ時の電車には乗りません。アレに乗らないだけで、寿命が何年か延びるんじゃないか、と思うんだが、最近ネット上で話題になっているのが、電車内にベビーカーを乗り入れることに対する反応。ベビーカーなんだから赤ちゃんが乗ってるんだろう、とのぞきこむと老犬だったりするから厄介です。


うちの最寄り駅はエレベーターもエスカレータもない。階段の上下で駅員を待つ母親とベビーカーをよく見かけるんだが、手助けしたのは一度だけです。そのとき危うく転びそうになり、これは責任持てない、と思ってから見過ごすようになりました。この「sometimes i speak!」というブログは、自分が子どもをもって初めてわかったこと、として邪魔で迷惑なものを受け入れないと日本に未来はない、と書いています。
またこの「Passion Fruit ─情熱の果実─」というブログも東京の通勤者の「非道ぶり」について首を傾げています。クレーマーというのはどこにでもいるわけで、女性専用車両問題も一悶着あった。こっちの「つぶやきかさこ」というブログは、通勤ラッシュ自体が問題なんだから企業も含めた社会全体でなんとかするのが筋だ、と書いている。電車内のベビーカーへの「偏見」がこれで変わるとも思えないんだが、都会のラッシュが非人道的にヒドいのは事実です。つまり、ストレス社会を少しでも緩和するという姿勢こそ大事、というわけです。
表題ブログは、どうも若い母親に対して今の日本には批判的な風潮がある、と書いています。ある女性有識者とタレントママの討論記事から、子育てについて今昔女性の意識の違いを述べている。若い母親が孤立してるのは確かだが古くさい意見になどは耳を貸しません。それがどこか他人の有識者の発言ならなおのこと。いつの間にか乳母車がベビーカーという名前に代わり、おんぶに抱っこに抵抗のある世の中になっても子育ての重要性は不変です。どんな母親も偉大、という真理に変わりはない。この考えが変わってきてるんでしょうか。
碧(あお)い日記
子育て中の若い母親に対して非寛容な社会は誰が作っているのか?


発酵学の講座を持つ大学は日本中にあるんだが、有名どころでは大阪大学とか東京農大です。農大からは小泉武夫氏がいるんだが、このブログでは金沢大学の納豆研究を紹介。人間に有用な腐敗を発酵といいます。ようするに腐ってるわけです。納豆も豆を腐らせて作る。温度管理が重要で、こないだの震災では東電管内で計画停電が起きたんだが、蒸して高温状態、その後は冷温状態、という製作過程に大きな影響を与えたらしい。茨城あたりの生産者は震災の打撃と計画停電でしばらく納豆が市場に出回らなくなりました。
バフショップスタッフの日記
<ご当地納豆> 菌をさまざまな地点で採取 製品化を研究

世の中にはいろんなフェティシズムがあって、いわゆるメガネフェチなる人種もいます。メガネっ娘に萌え、というやつなんだが、矯正器具への偏愛みたいなもんかもしれません。視力が悪くなる、という時期は人によって年齢がさまざまで、小学校のころはあまりメガネっ子はいなかった。それが中学あたりから急速に多くなります。このブログ主のように、大人になってから、というのは少数派でしょうか。
UEI/ARC shi3zの日記
無限視力増強装置

シリア情勢については依然として情報が錯綜しています。旧西側欧米諸国は現政権に批判的だが中露は支持している、という図式もバイアスをかけている。周辺各国、特にイスラエルやイランについての情勢も背景にあり、シリアの現政権が本当の「悪」かどうかなどもよくわかりません。この「私の闇の奥」では、政府側反政府側ともに信義はないが、反政府側はプロ反体制派であり意図的に市民を巻き込んでいる、と書いている。こっちの「碧空」というブログは、シリア内戦がレバノンへ飛び火しそうだ、というニュースを紹介。長く混乱状態だったレバノンにもようやく平穏の兆しがみえてきたが、再び混乱に陥れられようとしている、と書いています。表題ブログは、日本人ジャーナリスト殺害事件は、日本の態度を決めさせるための政治的犯罪だったのかも、という示唆を投げかけています。シリアについてはネット上の英語その他のメディアでは、かなりいろんな情報が転がってるんだが、今回のジャーナリスト殺害事件で仮に「報道操作」が行われているとしも、日本人の感情的な反応を喚起させるための効果はどうも薄そうです。
楽なログ
山本美香さんは自己責任ではないのか

これがその電通のプレスリリース。こうしたものが出てくると、意図的なつぶやきでユーザーを誘導することが容易にできるようになるかもしれません。人間の行動は予想可能か、と言う話。
A!@attrip
Twitter上での話題の拡散具合を可視化するツール電通

いろんな自転車用の器具を紹介しているブログです。タイヤを外す工具、というのは、ヘラみたいなのが確かに昔ありました。懐かしい。盗難防止用の鍵にも多種多様なものがあるんだが、ハンドル自体をU字型ロックにしちゃおう、というアイディアは秀逸かも。これはスタンドにも変化する。自転車用の市場はまだまだ開拓余地がありそうです。
サイクルロード~自転車への道
August 14, 2012
世界から出てくる発想と工夫

これも自転車用。画期的です。オシャレだし、展開されたときもけっこうかっこいい。このままヘルメットととしてかぶってもいいくらいだ。世界的なエコブームで、自転車での転倒、頭部負傷、という事故が急増してるんだが、こうしたファッション性のある防護具はもっとあっていい。
Tech Crunch 日本版
エアバッグ式の「見えない」自転車用ヘルメットががスウェーデンから登場

これ、ネット上に急速に拡散してる写真です。確かに一点集中だ。一キロ四方くらいしか降ってません。スカイツリーから見た、というところも今風です。
痛いニュース(ノ∀`)
スカイツリーから見たゲリラ豪雨がヤバイと話題に

これを読むと、大学進学が当然のように考えられていた時代とは隔絶してます。もともと大学自体が水ぶくれの上、少子化はもちろん留学生が来なくなった背景もあり、さらには景気の低迷で学費が出せず進学を断念、という事情もありそう。自然減以外が逆に海外留学へ転化してる、というのなら未来があるんだが、実態はこっちも減っている。どうも日本はいろんな意味で衰退期に入ってるようです。
遥香の日記
私大264校が定員割れ…震災・留学生減少で

ジャストシステムのSNS調査なんだが、これを眺めてもやはりTwitter、mixi、Facebookが御三家のようです。その後に続くのはどこか、というわけなんだが、LINEが強い。カカオトークが影も形も見えないのは何か理由があるのか疑問。ところで、このブログに出てくる「キャズムの谷」というのは「人よりもいち早く使って自慢したい」という層と「そこそこ市場的にもこなれてきたので使ってみたい」という層の間にある壁のようなものを指すらしい。いろんなマーケッティング理論用語と同様、言葉だけの不確かなものです。
in the loop
LINE 毎日利用しているユーザー 10代・スマートフォンから。Instagram 週に3~1回程度の利用頻度。Pinterest PCからの利用が7割弱

つながってるも何も同じ生物なんだから当然、という感覚を今さらながら呼び覚まさせられる動画、というわけです。我々はついつい自分たちが他の動植物と同じ存在だということを忘れがちになるので、定期的にこうしたものを見るほうがいい。生まれ落ちて食って寝て移動して眠り死ぬ、ということです。
Pouch
「わたしたちはみんな繋がっている」と強く実感できる映像『We are all connected』


アゴラ編集部:石田 雅彦