フォースは未来も共にあるか

アゴラ編集部

ディズニーがルーカスフィルムを買収、というニュースは映画ファン、スター・ウォーズ・ファンの間を瞬く間に駆け抜けました。家族で、またはデートでと、青春時代を映画『スター・ウォーズ』とともに歩んだ人も多い。ディズニー映画というと確かに良質で価値ある作品を作ってきたんだが、果たしてディズニーとスター・ウォーズの親和性はいかに、というわけで、今回の買収にはかなり違和感を抱いている人もいるようです。


この「バフショップスタッフの日記」では、ディズニーには映画『スター・ウォーズ』の世界は理解できないんじゃないか、という不安と危惧、そして期待について書いています。子ども向けキャラがディズニー製作によって頻出するんじゃないか、という予想もあるんだが、ルーカスフィルムも熊のヌイグルミのような「イウォーク」というキャラを使ったスピンオフ作品なんかをけっこう作ってます。
こっちの「ねとらぼ」では、オープニングの20世紀フォックスのファンファーレがディズニー仕様でどう変わるか期待しています。紹介されたリコーダーバージョンのフォックスファンファーレも味わい深い。
表題の記事では、ファンの「フォース」が乱れるほどの買収ニュース、と書いている。2015年からの新三部作の名前を考えてるんだが、帝国との闘いで衰退した共和国の再建、というくらいしか内容がわからないので現段階では妄想するしかありません。そもそも1970年代後半に雑誌『POPEYE』あたりで盛り上がってた映画『スター・ウォーズ』についての話題では、遠大な北欧神話のサガ形式により延々とシリーズは続く、という話もあったわけで、6部作から9部作へ伸ばす、というのは当初からのアイディアです。
今回の買収劇、たぶんジョージ・ルーカス氏は燃え尽きちゃって、7作以降を製作する体力気力がなくなったんじゃないか。彼も68歳。まだまだ若い年齢とはいえ、すでに第一作を劇場へ行ってリアルで観た世代も50代以上です。一つの時代が終わろうとしているのかもしれません。May the Force be with you….
Kotaku JAPAN
『スター・ウォーズ』の続編が2015年に公開! ディズニーがルーカスフィルム買収を発表


オイラのドイツについての雑総論。そして太陽光発電のドイツの現状
ミーチャンハーチャン Miicyan Haacyan
こないだ小沢一郎氏らがドイツを視察しに行っていたようなんだが、ようするに脱原発のお墨付きをもらってきたようです。群盲象を評すようなもんで、見方や会う相手によって感想は180度変わる。ドイツの現状については、どうも情報が錯綜気味で本当のところはどうなのか、よくわからない。このブログはドイツへ行った人の旅行記です。太陽光発電設置家屋は意外に少ないとか、ドイツの家屋に太陽光パネルは設置しにくいとか、興味深いことが書かれています。

道成寺
全身ノンフィクション作家
橋下大阪市長が相変わらずメディアを騒がせています。今は石原新党との連携の話題。みんなも加わって、こりゃ寂々弱々連合になりそうな予感でメデタイ。しかし、いわゆる「古典文化古典芸能」に対して憎悪をむき出しにする橋下氏、なにかトラウマでもあるんでしょうか。このブログは、能狂言を見てきた感想をつづってるんだが、各流派を見比べるなんてなかなかできません。ただThe能.comなんてので調べると観能もたいして高くない。時間さえあれば可能か。確かに能狂言で言えば、狂言師なんてのは格下。直面(ひためん)とワキ方以外の能では、主役のシテ方が仮面をつけてるので不利です。

角田美代子の写真は別人だった
部屋とY褻と私
このニュースも次第に食傷気味になってきてるんだが、今度はメディアで紹介されていた角田容疑者の顔写真が「誤報」だったという話題です。読売やNHKを含むテレビ局は凝りもせず誤報を繰り返した。掲載を見送った朝日が、ドヤ顔で原因を探っています。これはネット上の声を拾ったブログなんだが、どうして事件についての詳細がなかなかはっきり報道されず、角田容疑者らの顔写真が外へ出て来ないのか、その理由を詮索。単に捜査中だからなんだろうが、拘留中の関係者はかなり頑強に犯行を否認しているんでしょう。

水田で野菜栽培をすること ─輪作はなぜ必要か─
アグリサイエンティストが行く
農業の用語に「連作障害」という言葉があります。同じ田畑で同じ農作物を作り続けるといろんな問題が起こる、という意味らしいんだが、水田というのはかなりの期間、水浸しなのであまりこの連作障害が起きないようです。このブログは、そんな話をわかりやすく解説していて、水耕稲作というものがどんだけアジアの飢餓回避と人口増加に寄与してきたか考えると興味深いです。

あご髭愛好者にカミソリを売る
MACLALALA2
ランニングコストが高い製品、というのはよくあります。かつてのフィルムカメラがそうだった。今ではインクジェットプリンターとかでしょうか。携帯電話もそう。あと、自家用車もランニングコストはめちゃめちゃ高い。元の価格も高いんで阿呆らしくなるくらいです。このブログを読むと、こうしたビジネスモデル、ジレットが考えついたらしいんだが、今のタブレット端末にも同じことが言えるか? というわけです。まあ、アップルシンパのブログなので好意的になるのは仕方ないが、ようするに、替え刃を買わないヤツにカミソリ本体を利益を乗せずに売ってもしょうがない、という話。元の記事はこちら。オッカムのカミソリではありません。

『ポルシェ』はサラリーマンでも買える!ポルシェ認定のおすすめグレードを紹介!
clicccar
最近、4ドアセダンのポルシェカレラ「パナメーラ」をよく見かけるようになったんだが、家電みたいな名前です。これもそのうち中古車市場に大量に放出されるんでしょう。ポルシェが中古だとけっこう安くなる、というのは常識の範疇です。2009年にニーズに応える如く4ドアが出現したように、今の時代、ほとんど2シーターの非実用なクルマは一部のエンスーか高額所得者の二台目三台目でしか売れません。カイエンも買ってみてからそのランニングコストのハチャメチャぶりがわかる。こんな無駄なクルマに乗れる層は限られている、というわけです。

シンドラーのリフト
Fireside Chats
このブログ、実は2006年6月のエントリーです。「シンドラーのリフト」でググったら出てきた。情報が氾濫し過ぎ、すでに忘却こそが生き抜くスキルになっちゃってるんだが、そういえば品川駅の近くでこんな痛ましい事故が起きました。今度は清掃の女性が挟まれて亡くなったわけです。シンドラー社のリフトは、リストを作って公に掲示しなきゃいかんな。

テレビ対カタログの通販 ジャパネット、ジュピター、ニッセン、千趣会の企業体質
キャリコネ
インターネットの普及と小売業界全体の衰微を背景に、自宅で買い物、という購買スタイルが一般的になってきました。消費者保護が広まってるんで、気に入らなければ気軽に返品交換してもらえるようになった。これも通販の普及に大きな影響を与えていると思うんだが、ZOZOTOWN問題なんかでもわかるように、配送料、というのはけっこう経営を圧迫してるんじゃないでしょうか。この記事では「中の人」の口コミを紹介しつつ、テレビ通販カタログショッピング業界について書いています。比較すると、テレビ通販よりカタログショッピングの企業のほうが仕事は楽そうだ。

中国作家、莫言氏のノーベル文学賞受賞をめぐり、スウェーデン・メディアが大紛糾 「1千億円で文学賞売り渡した」
木村正人のロンドンでつぶやいたろう
取ったもん勝ちなんでしょうがないんだと思うんだが、ノーベル賞なんてのに一喜一憂するのはもうやめたらどうか、とも思います。なんの権威なのか、実のところよくわかりません。白人優位を見せつけるだけの話なんじゃないか。このブログでは、今年の文学賞について疑惑をいくつか紹介。自然科学でさえ疑惑が浮かんでは消えているわけで、人文系という評価の基準をつけにくい分野で賞を決めることの愚を早く悟ったほうがいいと思います。


アゴラ編集部:石田 雅彦