「どうぶつ」のヒットで見えてくるモノ

アゴラ編集部

ゲーム機ってのはスマホや携帯のソーシャルゲームの台頭で長期低落傾向かと思いきや、任天堂の『とびだせ どうぶつの森』が大ヒットだそうで、業界関係者は胸をなで下ろしているようです。これで既存ゲーム機の巻き返しとなるのか、この「BGR」の記事によると、Wiiのミニ版が出るらしい、とのウワサを紹介してます。低価格版の提供でシェアを一気に広げる、という戦略から予測されるらしい。


表題の記事は、ようするに「実態」のないDL版はクリスマスプレゼントにはなり得ない、ということで、まだまだパッケージ版という「モノ」や「カタチ」も重要というわけです。なんかこうDL版でも何らかの「実態」を付加させれば、もっと価値が高まるのかもしれません。
はちま起稿
ゲーム屋店員「どうぶつの森が売り切れててDL版を勧めるけど、みんな『でもサンタさんなんですよ…』と言って悲しい背中で帰ってゆく」


「能面」が多様な表情に見えるのは「情動キメラ」である
(*゚∀゚)ゞカガクニュース隊
人間の表情ってのは読み難いわけで、読心術なんてのもあるくらいだから、どこかしら内面が外へ漏れ出てるんでしょう。面従腹背とか二股膏薬とかいう芸もあります。顔で笑って心で泣く泣き笑いも芸だろう。世の中には「顔学」という分野があって学会もある。まさにコミュニケーションのキモ、インターフェースなんだが、この記事では「能面」に合体複合された内面や表情が隠されていることがわかった、と紹介されています。ようするに、相矛盾する表情や動作が複雑に織りなされ、見る者の心を混乱させる。詐欺師や色事師なんかは、先天的にこうした芸を体得してるのかもしれません。

金融政策で日本は再生しないようです 安倍総裁
ロンドンで怠惰な生活を送りながら日本を思ふ 「東京編」
選挙の争点をメクラマシするため、誰にもわからない金融政策へ論点をズラそうと必死の自民党なんだが、ネット上の議論も混乱しているようです。簡単にデフレや金融危機から脱却できれば誰も苦労はしません。できないから世界中がもがき苦しんでるわけで、政治家が幻想を振りまくのは選挙前だからです。万が一、仮に日本だけ経済がうまく回り始めたとしても、どっかの国が横やりを入れてくるに決まってますね。

ブリヂストン美術館ナイト
弐代目・青い日記帳
ここ、東京駅の駅前に昔からあるから慣れ親しんだ美術ファンも多いと思います。印象派の絵画の収蔵で有名なんだが、セザンヌさんの『サント=ヴィクトワール山とシャトー・ノワール』なんていい感じだ。そんな美術館が12月2日に開館60周年イベントをするらしい。先着順だからもういっぱいかな。で、ブリヂストンってのはもとは足袋屋なんだが、足裏にゴムを貼り付けてヒット商品にした。それで財をなしてタイヤ屋になったわけで、こないだ政界を去った鳩山元総理の母方の実家でもある。石橋正二郎さんってのは美術がよほど好きだったらしく、国立近代美術館の本館もポンと寄贈したそうです。だからフィルムセンターって八重洲にあるのかな。

アメリカへの親近感過去最高の84.5%に
Garbagenews.com
内閣府の調査なんだが、日本人は総じて欧米に強い親近感を抱いてるようです。片想いかもしれません。対する中国のイメージはひじょうに悪い。韓国も良くはない。たぶん両国民の対日観も同じようなもんでしょう。ようするに領土問題が影響してるわけで意外性はありません。国民のナショナリズムを煽るのに領土くらい都合のいいもんはないらしい。

「殲─15」戦闘機の離発着に成功─中国空母「遼寧」
HEAVEN
あちこちに出て話題のニュース転載写真のブログです。空母からの航空機発着ってのは難度が高いんだが、中国がそれをやってのけたらしい。ここまで写真を公開したからには、すでに何回か成功させてるんだろう。戦略的に出張っていくために戦闘爆撃機を積んだ空母ってのは便利なんだが、けっこう金もかかるし、空母機動部隊を展開させるためには空母だけじゃダメです。フリゲートやイージスあたりも整備しないと機能しません。ただ空母艦載機が脅威であることは確か。中国は着々と軍備を成長させてるようです。

タッチに反応する自己修復プラスチック素材、スタンフォード大研究者が発表
Engadget 日本版
そもそも自己修復素材なんてのも身近にないのに、タッチパネルなんかの「タッチ」にも効果ある技術、と言われてもあまりピンときません。触れるから壊れたり磨り減ったりするわけで、そうした部分にこそ、というのは分かるんだが、なんでも修復できたらもっとモノが売れなくなりそうです。

Amazon巨大倉庫の信じられない規模のブラックフライデー作業風景
GIGAZINE
ここんちの倉庫の風景は話題になりがちなんだが、今年の感謝祭以降、歳末商戦は同社にとってもかきいれどきです。キリスト教圏ではクリスマスプレゼントで大騒ぎだ。さすがに日本よりスゴいらしい。米国のブラックフライデーにおけるネット販売分は10億ドル(約821億円)を突破したんだとか。首位は当然、Amazonです。

おおいに意味あり! 一気にバッテリーを消費させるAndroidアプリ「急速放電」
ギズモード・ジャパン
とにかく今の技術の最大のハードルはどんな分野でも「電池」です。これを解決できれば、大きなイノベーションになり、この先100年くらい人類はかなりイケイケでやれるでしょう。貯めることのできない電気は宿命なんだが、じゃどういうカタチに変化変容させ、高効率効果的に取り出すことができるのか、というわけ。この記事では電池の劣化を減退させるために放電させるアプリを紹介。Android用です。

さかもと未明さんの乗り物マナー騒動に思う。「乗り物で、赤ちゃんが泣かない国もある」
Pouch
とにかく目立ったもん勝ちのネット世界の住人なんだが、ちょっと前には表題の話題が燃え上がってました。これ、電車へベビーカーで入ってくるママさん攻撃に通底する話でもあり、社会がいかに子育てに非寛容になってるかを象徴的にあらわしてるような気がします。ママの気持ちは乳幼児に伝染するのかもしれず、単にあやすだけで泣き止むはずもないんだが、寛容こそ美徳、というわけです。


アゴラ編集部:石田 雅彦