ホリエモンのビジネス4原則を、自分のと比較してみた --- 内藤 忍

アゴラ

ダイエットで話題になっている、ホリエモンこと堀江貴文さんのビジネス4原則というのがネットに書かれているのを見つけました。

堀江貴文のビジネス4原則

  1. 小資本で始められる。
  2. 在庫がない(あるいは少ない)
  3. 利益率が高い
  4. 毎月の定期収入が確保できる

私自身、今年の1月から資産デザイン研究所を立ち上げ、自分で仕事を始めたのですが、始める前にたくさんの友人やビジネスの諸先輩にお会いして意見を聞いて、自分なりのスタートアップの原則を考えました。


次のようなものです。

私のビジネス原則

  1. 収入ゼロでも5年間は普通に生活できる
  2. 撤退が容易である
  3. 収入源を10以上持つ
  4. 「ドサッ」ではなく「チャリン」を目指す
  5. 楽しく好きなことを好きな人たちとやる
  6. 社会に変化を与え、人生を変えるお手伝いをする
  7. オンリーワンの価値を提供する

仕事を自分でやるという選択をした場合、まず最初に考えるのが生活が成り立つかどうかです。スタート時点では、お金をもらえる仕事はゼロ、お客さんもゼロですから、最悪の場合収入がしばらくの間まったくないことも考えておく必要があります。

ある程度の資金は手元にあったので、最悪仕事がまったくなくても5年間はイケるとボトムラインを押さえました。現実的には5年間収入ゼロなら、そんな仕事はとっとと辞める判断をすべきですが・・・。

また、生活を安定させるためには収入源をできるだけ多様化することです。私の場合、本の執筆(今頑張って5冊書いています!)、セミナー、講演、コンサルティング、取材、講師育成、ビジネス投資、海外不動産など資産運用、アフィリエイト、広告事業などなど、収入源を出来る限り分散させています。投資と同じで、できるだけ相関の低いビジネスを組み合わせることで、リスクが落とせます。さらに、いくつかのビジネスはアップサイドが狙えることも重要です。

「チャリン」を目指すというのは、堀江さんの毎月の定期収入というのと同じ考えです。堀江さんは月額課金の有料メルマガで年収1億円と言われています。ただし、「資産デザイン研究所メール」は無料。これからも有料のメルマガをやるつもりはありません。

5~7は、せっかくの人生だから自分の好きな人と好きなことをやって、周囲の人をハッピーにして、世の中にもインパクトを与えたいということです。これがあるから自分で仕事をしてみたいと思うのです。

最悪の場合どうなるかというダウンサイドが押さえられると、アップサイドの楽しいことばかり考えられるようになり、独立して仕事をすることによる解放感や自由度を満喫できるようになります。

せっかく会社の束縛から離れるのだから、独立してからはお金の束縛や人間関係の束縛にはできるだけ関わりたくない。それを意識しながら仕事をすることが、続けるために大切なのです。

まだわずか4か月の新しい挑戦ですが、周囲の方のサポートで何とか楽しく毎日を過ごせることができていることに、本当に感謝の気持ちで一杯です。


編集部より:このブログは「内藤忍の公式ブログ」2013年5月3日の記事を転載させていただきました。
オリジナル原稿を読みたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。