政府は6月14日までに、いわゆるアベノミクスの「第三の矢」である成長戦略を取りまとめ、閣議決定するようです。その内容は民間投資を喚起することを中心に、具体的には原発再稼働やTPPへの参加などが盛り込まれる予定。持続的な日本の経済成長を目指す、としています。株価が調整局面に入り、ずっと上昇基調できたのが先週末に大きく下げ、今週に入っても足踏みを続けています。もし成長戦略への失望感が広まれば、足踏みから暴落へ、という見立もチラホラ出てきました。
アベノミクスへの期待感から実態を伴わずに上がってきたんだが、今は次の「成長戦略」の内容とその成果を見極めたい、という投資家心理が反映しているものとの分析があります。「カテキンの中国株日記」では、まだ期待感のほうが先走っている状態だが実質的でリアルな経済の成長が出始めないと株価はこれ以上は上がらないだろう、と分析。逆に、賃上げとそれにともなう消費拡大などの兆候が現れれば、期待感はさらに上がり、本格的な好景気の到来になるのでは、と書いています。
表題のブログでは、アベノミクスで株価が上がり円が下がっても企業の側にそれを利用して成長できるだけの実力が備わっていなければ無意味、と書いています。そのために何が必要なのか。ここでは三つの方法を提案し、具体的に六つの着眼点を紹介しています。その方法は、待機児童問題の解消、混合医療の拡大、そしてパッケージ型インフラの輸出。つまり女性労働力の利用、資金力に応じて先進医療を受けられるようにすること、そして企業ごとではない包括的な輸出産業の創出、ということ。着眼点はいろいろあるんだが、ようするに企業は世界で通用するグローバル化をもっと促進しろ、ということにつきます。
次の段階に移ってきたアベノミクス。このままでは、株式市場の上げ下げに一喜一憂しているだけで終わってしまいます。
みんかぶマガジン
「日本企業の成長戦略に求められるもの」
The Secret of the Itch
Science
「痒み」というのは不思議なもんで、気になり始めるとトメドがありません。この感覚について、科学ではまだはっきり原因がわかっていない。痛みと共通するんで痛覚神経と関係しているのか、と考えられていたそうですが、最近では痛みとは無関係の独立した感覚だとわかってきたようです。このサイエンスの記事には、マウスの実験で脳内のニューロンに痒み感覚とつながりのある物質が見つかった、と書いています。このニューロン、TRPV1とよばれる細胞だそうで、これは熱さや痛みに反応することが知られていたわけです。だとすれば、どうも痒みはやはり痛みと関係があるのかもしれません。末期がんなど治療などでは、我慢できないほどの痒みに悩まされるそうで、このメカニズムが解明されれば、とても大きな恩恵が得られるだろう、と研究者たちは考えています。
社内にキュレーションは必要か
in the loop
んー、情報の取捨選択を他人任せにするのは、ほどほどにしといたほうがいいと思うんだが、さして大きくもない組織で自分だけに特定の情報が届いてなかった、という個人的な一件があり、このブログ記事に書かれているようなこともひょっとすると必要かもしれません。長ったらしい報告書を噛み砕いて要旨のみ伝えてくれるサービスがあったらいいなぁ。しかし、社内のどんな部署がこんな面倒なことをやるんだろう。自動化はできないんだろうか、できなさそうですね。
悪くないが判っていない。不便な高台にいつまで住み続けることができるのだろう?
ドンちゃんの他事総論
人生は短く自然の営みは長い、というわけで、大災害が起きても喉元過ぎれば熱さを忘れるのたとえ通り、いつしか人が記憶を失えば、何百年後、何千年後かに再び同じような目に遭いかねません。東日本大震災の大津波の記憶は強烈だったんだが、何世代かたてば、祖先の声も耳遠くなってしまうんでしょうか。確かに高台に住めば津波の被害を軽減できるんだが、特に漁民などは海辺に住まないとやってけません。このブログでは、高台に住居を移すのは当面はいいが、いずれは便利な海辺へ戻って行くに違いないのなら、むしろ海の近くに避難できる施設を作るべき、と書いています。再び災害にあわず、集落を再生させるためにどうすればいいのか、なかなか悩ましい「事業」ではあります。
Dymaxionをご存じですか?
CarKingdom.jp
これはまたスゴいクルマがあったもんだ。前輪左右二輪、後輪が一輪の三輪自動車。後輪駆動なので極端な小回りが可能です。同じ場所をクルクルとコマのように回転することもできる。縦列駐車の見事さは動画をご覧あれ。ほとんど全長と同じ余地へピタリと幅寄せします。燃費はまあまあだけど、こんなのに乗ってたら注目を集めること確実。青写真を手に入れて作ってみたらどうでしょう。
Me and Sad Keanu: A 3D-Printing Story
Mashable
2010年の初夏のこと、ニューヨークにある公園のベンチに一人の男性が座り、寂しそうにサンドイッチを食べていました。その様子が盗撮され、話題になったんだが、なぜならその男性はハリウッド俳優のキアヌ・リーブスだったらからです。彼の「奇行」というか、人気俳優らしからぬ不思議な行動は、地下鉄で席を譲ったり、ぼっちな誕生日パーティを開いたり、とあちこちで話題になりました。つい先日は、カンヌ映画祭で一見誰かわからないほど激太りしてしまった姿を撮影されてしまっています。この記事では、3Dプリンターで公園に寂しげに座っているキアヌ・リーブスを作り、あちこちに配置してみてその様子を眺めています。その中では、ネコが彼を慰めてる写真が秀逸だ。
iPhone 5Sに「おサイフケータイ」が搭載されたら、こう変わる!
Last Day.jp
個人的にiPhone使いなんだが、おサイフケータイ化させるため、ケースの裏側に交通系プリペイドカードを差してます。これはこれで便利。とはいえ、電子マネーはさすがに使えません。日本では妙なプロレス団体のような名前の「NFC(near field communication、近距離無線通信)」が広まってますが、世界的な潮流じゃないのでiPhoneには非搭載だった。もしかすれば、新型のiPhone5SでNFCが使えるかも、というウワサがあり、このブログでは米国のスマホで使われている「Google Wallet」とNFCを比較。実は同じサービス、Googleドライブの追加容量で使われている。しかしこの比較、NFCでプリペイドする手間を忘れてるんじゃないか、と思います。
【フレッシュネス】オバマ大統領も大好物の「ジャークチキン」をハンバーガーで味わおう!
ストレートプレス
うちの近所のレゲエバーには名物料理として「ジャークチキン」やそれを乗せた裏メニューの「ジャーク丼」があります。醤油にも似た不思議なタレに数時間から数日、チキンのもも肉を漬け込み、それをソテーして出す。これがまたスパイシーで味わい深くメチャクチャ美味いわけです。このジャークチキンバーガー、期待できそうな感じ。フレッシュネスバーガーの第一号店は1992年末というからバブル崩壊直後ですね。今は青山のユニマットが親会社らしい。モスバーガーに似た味わいで個人的にもよく食べます。
コンピューター将棋には人間にあわせてバッテリーか何かの制約をもたせるべきでは?
F’s GARAGE @fsin2000
人間VSコンピュータによる将棋対戦では、この3年ほどは圧倒的にコンピュータ側が強くなりました。すでにチェスで人間は機械に勝てません。囲碁はどうか、というと、こっちのほうも現状、アマ六段程度ながらプロ級になるのは時間の問題でしょう。コンピュータ将棋について言えば、思考時間の差、疲れ知らず、凡ミスをせず、差し手を網羅的に検索できる点などでコンピュータ側にアドバンテージがあります。このブログでは、コンピュータ側にも人間と同じようになるハンデをつけろ、と書いている。どこまでいってもマシンはマシン。人間の勝負のようなドラマを作りあげるのは永遠に無理、なのかもしれません。
Maoist Rebels Reassert Brute Presence in India
THE DIPLOMAT
中国では今でも毛沢東批判を公然とするのはためらわれるようなところがあるそうです。ネパール共産党も毛沢東主義派だし、亡霊のようにあちこちに出没するイデオロギーなんだが、インドでは依然として勢力を確保しているらしい。昨年2012年7月にハリヤーナー州のスズキ工場で起きた暴動への関与も疑われているのがインド共産党毛沢東主義派。この記事によると、インド中東部のチャッティースガル州で同主義派がインド与党の州幹部や支持者らを乗せた40台の車列を襲撃し、少なくとも25人が殺された、と書いています。これは同州の別の地区でインド政府の治安部隊が、子ども3人を含む8人を殺害したことへの報復らしい。左翼ゲリラが活動する背景には、インドでの地域格差や少数部族への差別がある、と書いている。あちこちで同じようなことが起き始めています。
アゴラ編集部:石田 雅彦