トルコの反政府デモが収まりません。いったい何が原因なのか、今回のデモではちょっとよくわからない部分も多い。皮肉にも猪瀬直樹東京都知事の「失言」どおりの様相を呈しています。イスタンブールは2020年の五輪開催候補都市の一つで東京の強力なライバル。混乱が長引けば候補地選びにも影響がありそうです。「Tech Crunch 日本版」では、トルコ政府がFacebookとTwitterの利用制限をした、という可能性について書いています。これは単なる技術的な問題なのかもしれません。ただ、ネットにはSNSに限らず、現地からのいろんな情報がブログなどでも乱れ飛んでいます。
イスタンブールでベリーダンスを学んでいる日本人女性が書いている「イスタンブールマジカルライフ♪」というブログでは、政府の暴力的な解決方法に怒っています。街を歩くと催涙ガスで目も開けていられない状況らしい。デモに参加する人数がどんどん増えていく様子がうかがえます。また、このブログによれば現在のマスメディアの情報には間違いがかなり多いようです。
「中東の窓」では、デモの発端となった広場の再開発問題について、トルコ歴代政権のパフォーマンスの場だった、と紹介。現政権の姿勢の象徴となることに対し、市民が反発している、と書いています。また、シリアがトルコを皮肉っているらしい。このデモでは、かなりの死者が出ている模様です。
表題ブログでは、デモの背景を予想しています。後ろで糸を引いているのは誰なのか。ロシアかもしれませんが、いわゆる「中東の春」は混迷するシリアを飛び越してトルコへ飛び火した、という見立てです。「中東の春」が仕掛けられたフレームアップ革命だった、というわけで、シリア問題を混迷化させ、中国へも接近している「暴走トルコ」を牽制する必要があるのかもしれません。「Market Hack」はデモの原因をエルドアン政権の長期化に対する市民の閉塞感にある、と分析。10年にわたる長期政権に嫌気が差している、というわけです。
一方、トルコが攻撃しているシリア政権に対する市民のシンパシーも背景にある、という説も根強い。NATO加盟国のトルコ政府はアサド政権を倒したがっているが、トルコ国民はその政策を支持していない、ということでしょう。となれば、デモの背後にはやはりロシア、さらにはイランがいるのかもしれず、トルコ国内の単なる反政府デモとして収束するのは難しい。シリア情勢へも大きな影響を及ぼす可能性があります。
スロウ忍ブログ
トルコでエルドアン政権の退陣を求める大規模な反政府デモが発生している様だが。
※画像は「#occupygezi」より。「Gezi」はデモの焦点になっている公園の名前です。「暇は無味無臭の劇薬」から。
勇気をもつには
生きるすべ IKIRU-SUBE 柳田充弘ブログ
太平洋戦争の日米開戦時、真珠湾を奇襲するという「勇気」から、橋下徹大阪市長の慰安婦発言の「勇気」について分析しているブログです。橋下大阪市長が真摯な態度で慎重に振る舞えば、巻き返す可能性も充分にある、と書いています。獅子身中の虫、というように、敵は内にいる場合も多い。真珠湾攻撃にしても同じだし橋下発言にしてもそう。ブログ主は研究者なので、これら内なる敵について研究環境にも言及しています。ヒトゲノム計画も国内から足を引っ張られ、欧米に美味しいところを持っていかれたわけで、「無用な」国内対立を起こさないことも大事、と書いています。
大谷翔平の二刀流について「大谷は挫折するべき。それが許される環境にある」
さようなら、憂鬱な木曜日
こないだ投手として対中日戦で初白星を挙げてたプロ野球、日本ハムの大谷翔平選手について書いているブログです。打者としては規定打席に達していないものの三割を越えているらしい。高卒で大リーグ行きを希望していたのを、日ハムの栗山英樹監督が投手と打者の「二刀流」で、と口説き落としました。このブログでは「若いんだから好きにやらせてやればいい」という落合博満氏の話を支持。ダメだと決まったわけでもないんだが、失敗も成長の糧になる、ということです。
【料理好き必見】レモン・ライム・オレンジ・すだち・カボスなどの果汁を従来の3倍搾り取る方法!
IRORIO
えっ? となる記事です。どうしてこうなるんだろう、やはり思い込みはよくないですね。「クックパッド」でも横切りにしています。たぶん、横から圧力をかけたほうが効率的に「じょうのう」と呼ばれる果汁の入った小袋をつぶすことができるからなんでしょうね。
サッカーW杯予選、日本vs豪州 日本が勝つと思う人49.8%
瞬刊!リサーチNEWS
圧倒的に有利な状況で今日の対戦を迎えるサッカー男子日本代表なんだが、今日は負けてもオマーンがイラクに勝つか引き分けでW杯出場が決まります。さらに、日本とオマーンが負けても残り試合にイラクが勝ち続けないとダメらしい。日本代表が直前のブルガリア戦での惨めな敗戦を引きずってなければいいんですが、本田圭佑選手も合流したことだし、オーストラリアにはスカッと勝って出場を決めて欲しいものです。
2012年度のNHKと在京民放キー局の視聴率
longlowの日記
全体のテレビ視聴率は長期低迷、といったところです。6局の中ではやはりフジテレビの急落ぶりが目立ちます。その分をテレビ朝日とテレビ東京で分け合ってる、という感じ。また、これ以外の「その他の局」の視聴率がうなぎ登り状態。このブログでは、数年内に6局に割って入るのでは、と予想しています。
最近のスティグリッツ氏発言からみる日経新聞の読み方
シェイブテイル日記
5月31日に日本で講演したスティグリッツの発言内容を、各メディアがどう紹介しているか、分析しているブログです。彼は消費税の増税について語ったらしいんだが、否定、無視、肯定、とまったく別々の記事になっている。特に日経新聞がまったくスティグリッツの発言と真逆になっていて、これはどうよ、と書いています。まあ、余裕があれば各紙読み比べてみればいいだけです。実際、日経新聞の内容を信じてる人もそう多くないと思う。
Who Invented Velcro?
Live Science
戦後に発明された服飾用品で画期的な「ベロクロ」、つまりマジックテープ、面ファスナー、について書いている記事です。スイス人が登山しているときに植物の実が衣服や犬の毛についていることから発明した、と書いている。NASAでは宇宙服で使っているらしい。しかし、米国陸軍では剥がすときのバリバリ音が嫌われ、ボタンに戻ったようです。
エクレストンの汚職がらみでメルセデス撤退の可能性も
ESPN F1
一時は飛ぶ鳥を落とす勢いだったバーニー・エクレストンも年は取りたくないもので、その影響力に昔日の感はありません。特にドイツでの贈賄疑惑について、まだ紛糾し続けていてどうなるか予断を許さない状況らしい。この記事では、この事件に対してダイムラーが撤退を臭わしている、と書いています。
ある起業家が事業を売却するまでの道のり
Sd Japan
観客のリクエストから映画館で上映する映画を決める、という「ドリパス」が、Yahoo!に事業を売却した、という話から、その過程について当事者に直接、聴いている記事です。起業したのもわりとノリだったようで、しばらくは事業的にかなりヤバかったらしい。しかし、二人の若い起業家のプロジェクトにYahoo!が興味を示し、多額な売却益を手にしたわけじゃないんだが、これもまたベンチャーの方向性の一つ、というわけ。それにしてもリクエスト映画、マイケル・ジャクソンものが強いです。
アゴラ編集部:石田 雅彦