犯罪者は常に新しい道具を使う

アゴラ編集部

メールアプリ「LINE」の利用者が2億人を突破したようです。ついこないだ1億人突破で騒いでたんだが、約半年で軽々と2倍を超えてしまった。LINEは特に若い人たち同士の連絡ツールとして常態化しています。クラブなどでも「LINE教えて」という声があちこちから聞こえてくる。便利な機能は知り合い同士のグループトークが可能な点。同じクラスの仲良し同士でグループを作り、そこでの会話を共有することができます。


しかし、これだけ利用者が急増すると、LINEを使ったさまざまな事件も起きてきます。広島の少女死体遺棄事件でも「LINEの使用」がマスメディアで連呼されてました。LINE内のグループトークで犯行が激化したのでは、という分析もある。LINEには罪はないながら、影響力が大きくなり過ぎました。こうした流れを受け、LINEでは9月から18歳未満のID検索に制限をかけるようです。

一方、表題ブログは、マスメディアの「LINE攻撃」は過度でLINEにばかり目を奪われると事件の本質を見誤る可能性がある、と首を傾げています。何か事件が起きると、マスメディアはそこに社会的な背景や原因を見出し、理由づけをしたがる傾向にある。犯罪者は常に「新しい道具」を使ったように見える、というわけです。

もちろん、LINEの機能が犯罪につながることもあります。しかし、それはクルマだって同じ。年齢制限をしてもLINEを使った犯罪は今後なくなりません。コミュニケーションと疎外といった古典的な「犯行の動機」もまたなくならないでしょう。

EXドロイド
“スマホ世代の闇”が生んだ犯罪!!? マスコミの「広島LINE殺人事件」報道に違和感の声


エネルギー政策に見る現実を見ることの大切さ
moltoke_Rumia1pのブログ
自然エネルギーによる電力供給はベースにはなり得ない、と書いているブログです。これに依存し過ぎると、かなりヤバイことになる。原発の再稼働がエネルギー問題の最重要項目というのは自明なんだが、みなさん、これに目を背けています。現状、フル稼働している火力発電所は、震災後ずっと頑張り続けている。この点検整備のためにも代替発電システムが必要です。壊れてからじゃ遅い。ならどうするの、と言えば、やはり安全が確認された原発から逐次、再稼働していくしかない、という話です。

「無料公衆無線LAN(ラン)サービス『NAHA(ナハ)-City(シティ)-WiFi(ワイファイ)』の提供開始」について
那覇市
このプレスリリース、最初に「ハイサイ グスーヨー チューウガナビラ」ってあるんだが、沖縄方言で「みなさん、こんにちは」とでもいうような意味だそうです。最後の「ユタサルグトゥ ウニゲーサビラ。ニフェー デービル」のほうは「よろしくお願いします。ありがとうございました」とでもいう意味です。で、那覇市では8月4日から無料のWi-Fiサービスが始まる、という内容。市内の115カ所にアクセスポイントがあるらしい。これは便利です。

何故、江戸時代の司法制度は「自白」に頼っていたのか?
Kousyoublog
幕府の「ご威光」こそ重要であり、それにひれ伏して「自白」すれば、その証言だけをもとに科刑した、というわけです。犯罪者も「ご威光」の前には本当のことを言う、ということが前提になっている。自白の裏付けもとらなかったようです。幕府と武家社会のみを守るために司法制度があり、その都度ごとに恣意的に使われていた、というわけ。意外なのは、江戸時代が極端な訴訟社会だった、という点です。庶民が「オカミ」に訴え出るのは「命がけ」だったんだが、それにも関わらず訴訟を起こした。権利意識も低かったので、そうせざるをえなかったんでしょう。

Google、テレビのHDMI端子に挿すChromecast を発表。価格は35ドル
engadget 日本版
コレ、なかなかいいんじゃないかと思います。手軽だし、なんたって値段が3500円だ。「CAST」ってのは、フライフィッシングの釣りなんかで毛針を目標へ投げること。「The die is cast.」の「賽は投げられた」のように使います。スマホなどの携帯端末からYouTubeなどのデータを再生し、それをテレビにつけた「Chromecast」へ「投げてやる」というわけ。最近のテレビならHDMI端子は標準でついてるので使い勝手が良さそうです。


アゴラ編集部:石田 雅彦