歌手ビートたけしを振り返る --- うさみ のりや

アゴラ

さて先週の芸人ビートたけしにつづいて今回は歌手ビートたけしを振り返ります。

たけしさんの歌い方は独特な味が合って、曲も良い曲が多くて、個人的にはとても好きで官僚時代はよく聞いていました。もっと売れても良かったと思うのですが、当時は芸人が歌手稼業やることにそれほど寛容じゃなかったのかもしれませんね。


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まずは1984年、「抱いた腰が チャッチャッチャ」。名曲ですね。当時37歳の彼ですが、やや遅咲きということもあってはち切れんばかりの勢いを感じます。たけし軍団を作って親分になってこいつら引き連れて好き勝手やってやるんだ、という感じ。戦うフィールドは違うけど、自分もこんな37歳になりたい。

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つづいて1985年の「哀しい気分でジョーク」。同名の映画の主題歌です。このPVもやっぱり当時のたけしさんの勢いを感じます。「オレが世の中ぶちこわしてやる」みたいな。ちなみにたけし軍団はこのころアイドル級の人気があったそうです。映画の方はたけしさんはこの映画が大嫌いらしくて、亡きものとして葬りたいとの噂を聞いたことがあります。いわゆるお涙頂戴物の映画で気に食わないみたいです。

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つづいてバラードの「捨てきれなくて」。この曲がたけしさん絡みで一番好きな曲です。なんか味がある。ハチャメチャやるようでこういう陰があるところが彼の魅力ですね。このころは作詞作曲は大沢誉志幸さんの作品が多いです。

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もういっちょバラードで「浅草キッド」。オールナイトニッポンのエンディングテーマの一つだったみたいです。歌詞の中で「夢は捨てたと言わないで」というのは、たけしさんがツービートの前に一番始めに組んでいたコンビの相方が、神経性の病気で入院して、病室で「夢は捨てた」と言ったことに由来してます。芸人の世界の儚さを感じますね。

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最後は北野ファンクラブの伝説のバンド「亀有ブラザーズ」です。このくだらなさがたまりません。思いっきり下ネタなので女性は気をつけてください。マイケル富岡が若い(笑)この真面目なとこからふざけたとこまで思いっきり触れるのが彼のすごさですよね。どこかでブレーキ踏んでしまう自分はうらやましさを感じます。

ではでは今回はこんなとこで。


編集部より:このブログは「うさみのりやのブログ」2013年10月14日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿を読みたい方はうさみのりやのブログをご覧ください。